『警視庁生きものがかり』は
希少動物専門の警官が書いたノンフイクション。
だれにも負けない得意技を持っている人は、文章家でもあったのだ。
希少動物の密輸入や不正登録など、しらない世界の話だったのでおもしろかった。
動物だって、保護されて手厚く世話されているのに、
子どもの虐待などどうなっているのかとふと思った。
著者の座右の銘が印象に残る。
「今日の勤めに田草を取る」
今はとにかく目の前の雑草を取り除くことが大事。この先どうなるかはわからないけれど、まず目の前のやるべきことに注力せよ
これだけは誰にも負けないという得意技を得て、だだひたむきに今できることに挑んできたからだと思います
強い言葉で、説得力がある。