徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

感謝の気持ち

小説家の姉と

『小説家の姉と』は優しい文体で書かれていて、女性が書いた作品みたいだ。まあ作家だからどのようにも表現できるだろうが。

心の残る文章(言葉)がある。

「親に感謝したりするのは、やはりそこから、生まれ育った場所から離れてからなんだ。そしてそうやって感謝できるってことは、自分をまともに育ててくれたんだなって思ってそこでも二重に感謝するんだ」

 

感謝の気持ちが少ない人はまともに育たなかったからだと思えば、納得できる気もする。

親でなくとも、あらゆるものに感謝の気持ちを持ってそれを表すということは、大事なことだ。

 

 

後悔の色はブルー

 後悔と真実の色

『真実と後悔の色』は、最初は読みずらかった。

主人公の西條さんがあまりにも違っていたからだ。

というのも、2作目の『宿命と真実の炎』を先に読んだからだ。正義感が強いのはそのままだが、傷ついた心を持って、後悔しながら生きている2作目の西條さん。違っていて当然なのだが。

大切なものを自分のせいで無くしてしまった、喪失感はどれだけ想像しても、汲み取ることはできない。

 最後のどんでんかえしはびっくり。

どこかに伏線があったのかしら。

後悔の色は、深い暗いブルーなのか。

たとえ、どんなことがあっても、それを抱えて生きていかねばならないとは。

人生は過酷なものだ。

 

 

 

 

寄る年波に

この頃、飼い犬のナナの足腰が弱ってきたようだ。

ベットの上に上るのが一苦労な様子。

ジャンプ力が無くなってきた。

視力がない上に、足腰まで。

とりあえずは、マッサージをしてやるしかない。

犬も人間も年には勝てない。

人の世話にはならぬよう、介護予防しなければ。

 

なんとはなしに

 

楽しい古事記 (角川文庫)

読んだものは、角川文庫ではなく単行本の方なのだが、この本しかヒットしなかったもので・・・・

古事記』は話の内容はところどころ、知ってはいるが、神さんの名前がわかりにく(覚えられない)て、いまいち面白みがわかず、神様から天皇へと続いていくのが、頭の中に???が広がっていたのだが、

阿刀田高の楽しい古事記』を読んで、表題通り楽しくわかりやすい『古事記』であった。

日本で一番古い本の『古事記』の入門書としてふさわしいような。

古代歴史ミックスファンダジーとして読めばいいのかな?

そんな読み方をすると、怒られそうかもしれないが。

 

 

 

人間の命運は些細なことで分かれる

乱反射

『乱反射』は些細な自分勝手な行動がひとりの人間を死にむすびつくということがテーマの小説である。

登場人物のそれぞれの自分勝手な行動、考えが描かれそれぞれがひとつの事故へと繋がっていく。

 

最後に救いがあってよかった。

 

 

おおらかに、寛容に

注文をまちがえる料理店

『注文をまちがえる料理店』を読む。

すべての人が、おおらかで、寛容であれば、認知症の人たちだけでなく、すべての人が生き安かろうと思う。

でも、四六時中、家で介護している人にとっては、なかなか、困難なことだろう。