徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

本のこと

つちくれさん

『つちくれさん』という題名が面白かったので手にとってみた。 発掘時の研究のために土くれとう言葉があだ名とは。 ユニークなキャラクターの設定が良かった。 土は静かに真実を語る。 生きている間は生きてなあかん ほんまにそうだわ。

海に囲まれて

『人生教習所』は小笠原を舞台に自己啓発セミナー、小笠原塾に集う人たちを描いたもの。 自分の生き方を再構築するためにさまざまな人たちの心情が描かれる。 まさに私自身もこのセミナーに参加しているようなものだ。 小笠原の歴史などもくわしく触れられて…

神にとりつかれる

『鬼神の狂乱』は、史実を踏まえ世の中には理屈では考えられない奇怪なことが起こるということを教えてくれる。 ハーピーエンドで面白かった。

働き蟻の法則

『パレートの誤算』は読み応えあり。 毅然とした主人公。公僕の使命感などなかなか面白かった。 人の人生が、数字の羅列である法則に当て嵌まるとは、聡美は思えなかった。 人の生き方は数字じゃ割り切れないよな。 いろんな可能性を秘めているんだものね。

やり直しの2本目

『ダブルフォールト』は、悩みながら殺人事件の弁護をまかされる新米弁護士の法廷小説。 真実を求めすぎ、傷つき、失敗する。 それは、1本目のサーブを失敗しただけて、やり直しの2本目がある。 テニスはダブルフォールトでおしまいだが、人生には 何度で…

ひょうたん公園

『公園であいましょう』は昼下がりの公園に集まるママさんたちやその夫などのちょっとした過去の興味深いエピソードがはさまれていて面白い。 ひょうたん公園で会ううちになんとはなしに親しくなり繋がっていく。 人間にも役割がある。 赦さなければならない…

パンと犬日和

『パンとスープとネコ日和』は食堂を経営していた母の死を契機に会社をやめ、新たにスープとパン(サンドイッチ)の店を始める。開店直後、捨て猫を拾う。 その愛猫を喪失し失意の念にかられるが、再生を果たす物語。 愛猫家には涙する物語であろう。 店のボ…

一途に

『アンダーカバー』は無実の罪を着せられた若手企業家が自力で真実を追いかけるスリリングなサスペンス。 カリスマ経営者のページはとても面白く読んだ。舞台はイギリス、イタリア、アメリカと動くのだが、どこかでつながるとわかっているので、イギリスの麻…

さしすせそ 

『さしすせその女たち』は子育て中の働く女性たちのほとんどの人がおそらく、自分自身の姿をそこにみるのではないか。 仕事、子育て、部下育て、自分育ての中で悩みを抱えながらも前向きに進んでいく主人公がいい。 言い訳をさがすより、今後のより良い道を…

トランプ 大富豪

『スペードの3』は構成が面白かった。 2章、3章で種明かしをしてくれる。 つらい中学時代を経て、「よいよくなりたい」と素直に努力して変わったむつ美が革命を起こすスペードの3を持っていたのだな。 しかし男性作家がよく、女性心理を描いているものだ…

ラジオとともに

『ラジオ・ガガガ』はラジオに纏わる六話の短編集。 第一話の「三匹の子豚たち」と六話の「音にならないラジオ」がよかった。 自分は思っていた以上に不器用な人間だった。人に何も言ってなかった。何も伝わっていなかった。だけど、今それを言わなかったら…

塀の中

『獄窓記』は、政策秘書給与流用事件を起こし実刑判決を受けた元衆議院議員が獄中生活わ赤裸々に綴ったものである。 興味深く読ませてもらいました。 今後の人生、常に反面教師は自分の中に存在しているとういことを肝に銘じながら、焦らず衒わず愚直に生き…

旅の終わり

旅涯ての地―DOVE UN VIAGGIO TERMINA 作者: 坂東真砂子 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 1998/11 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログ (3件) を見る 『旅涯ての地』は題名に惹かれ借りた。 マルコ、ポーロ族が出てきたので、東方見聞録…

マンマン・ゾウ

のろのろ歩け 作者: 中島京子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2012/09 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (10件) を見る 『のろのろ歩け』は、北京、上海、台湾を舞台にした3つの物語。 のろのろ歩けは中国語で、慢慢走(マンマン・…

柚木裕子三昧

あしたの君へ 作者: 柚月裕子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/07/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 『あしたの君へ』は見習い家裁調査官補が悩みながらも、一人前の家裁調査官をめざす姿を描く。 重い荷物をしょった少女を救…

このミステリがすごい!

検事の死命 (「このミス」大賞シリーズ) 作者: 柚月裕子 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2013/09/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る 『検事の使命』は、「罪をまっとうに裁かせることが己の仕事」と圧力や権力に屈することなく、貪欲…

注文多い?

『注文の多い美術館』は、お宝の鑑定をしながら謎を解き明かす、肩の凝らない面白い短編が六品。 歴史あり美術品あり、登場人物もユニークで楽しめる。 その中でも銀印に話は一番でした。 卑弥呼の銀印知らなかったな。金印と勘違いしてましたわ。 それにし…

平成版必殺仕事人

『歌舞伎町セブン』はなかなか以外な展開の話だった。 話が二転、三転し最後は娘を守るため、姉をも亡き者にするとは・・・・ 「種を蒔き、水をやるから花は咲く・・・ あんたみたいに、目に入るぞばから何でもかんでも毟りとってりゃ、そりゃ花も実もつきゃ…

可能性は無限大,自給自足の限界集落

『野分のあとに』 田を耕し土に勤しみながら、自分の食べるものは、自分で作る。 自分の心も耕しながら再生を図る。 一番強くて逞しいのは、自給自足の生活をしている人たちだとつくづく思う。 自分で、自分の人生を生きることは、きっとできる。 全力で暮ら…

次は何を読もう!

『土井徹先生の診察事件簿』は軽いミステリー。 警察署の副所長のお飾り的な描き方が????だけど。、獣医さんの博学には面白いものがあった。 先入観や思い込みは判断力を狂わす。

口は禍のもと? 口にチャック!

『くちぬい』こわ~。 この作品は、作者の体験をもとに過疎化した田舎の共同体を舞台に都会から移住して来た人が、村から苛めにあい悲惨な結末を迎える救いのない作品である。 少しのボタンの掛け違いや、郷に入っては郷に従えの言葉を守っていれば、未然に…

点が線に繋がる

物語の舞台は南太平洋のイリアキ王国。そこに伝わる砂絵。 そこから、物語は始まる。 現在イリアキリゾートに勤める日本人、明治末期の移民工夫、戦時中の特攻隊兵士。 三つの話がたんたんと語られていく。 正直、移民の話や特攻隊の部分は読み飛ばしてどう…

遊園地、久しくいってないなぁ!

『遊園地に行こう!』は遊園地働く若者の姿を描いたお仕事小説。 夢を求めてステップアップしょうとしてもがく、アルバイト。 人に夢を与える遊園地の舞台裏が分かり前半は面白かった。後半ミステリーぽくなり、アルバイトをうまく采配する魔女がかっこよか…

傀儡 くぐつ

久しぶりに坂東眞砂子の本を読んだ。 『傀儡』は難解だったが、人は「目には見えない道を進んでいかなければならないこと」や、どんな災難やつらいことがあっても、「何とか生きて」いき、「人は別れ、出会う」ことができるのだ。 どんなにつらくても、春は…

和歌山カレー事件

『悲素』は和歌山カレー事件の解決に至るまでをドキメンタリー風に描いた医学ミステリー。 地元の刑事と衛生学教授の地道で真摯な姿勢が素晴らしい。砒素中毒の専門用語のところは読みとばしたところもあるが、それにしても、容疑者は、毒に毒され心を無くし…

ほんと、長い一日

『脇坂副署長の長い一日』は文字通り、事件解決に向けてひた走る脇坂副所長の奔走を描いた長い一日の警察小説。371ページだが、ノンストップで、読ませる。読ませる。親の背中を見て子どもが育つという決定版でもある。

前向きに

『戦うハニー』は男性保育士の青春お仕事小説である。 正義感があり心優しい主人公が同僚や、保護者にもまれながら前向きに進んでいくという、読みやすい物語。 園児の保護者とぶつかったとき、相手を非常識だと考えたが・・・・・・・・非常識と切り捨てず…

かび???

かび 作者: 山本甲士 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/06/17 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 『かび』は最初は、夫の公務災害を勝ち取ろうするのかと思いきや、その妻の行為がとどんどんエスカレートして悪だくみの深みに陥り、自滅し…

紙一重

神苦楽島〈上〉 作者: 内田康夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2010/03 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (4件) を見る 神苦楽島〈下〉 作者: 内田康夫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2010/03 メディア: 単行本 購…

人間賛歌

もらい泣き 作者: 冲方丁 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2012/08/03 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (9件) を見る 『もらい泣き』は泣けるいい話のオンパレード。 ついついもらい泣きをしてしまう。 ど…