徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

本のこと

すべてのことは必要なのだ

『学校に行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』は筆者の心が赤裸々に綴られている。悶悶とした苦しい日々が(他人がそう簡単に一言でいってはいけないと思うが)淡々と語られている。カミングアウトしたことで、またそれを最高の形でアニメ脚…

ファンタジックミステリー

『さまよえる古道具屋の物語』は古道具にまつわるほのぼの系の話の単編小説集と思って読み始めたら、どんどん繋がっていき、一度は奈落の底まで行き着くような展開もあるが、みんなが必要な古道具を手に入れ幸せをつかもうとする希望のファンタジックミステ…

お遍路さん

『慈雨』は定年退職した警官が、夫婦ふたりでお遍路をしながら、正義を貫けなかった重たい過去と真正面から向き合う小説である。 「人生はお天気とおなじ。晴れるときもあれば、ひどい嵐のときもある。 ずっと晴とっても、人生はようないんよ。 日照りが続い…

うなぎおいし・・・

『うなぎ女子』は店のメニューから単編が作られ、味わい深い小説である。 うなぎとは、作者にとって心を満たすあったかい一番のごちそうなのだ。 だけどね、大人は隙間だらけだ。いやなこと、知りたくないこと、受け入れたくないことばかりで、心が冷えて縮…

児童書だ

『奮闘するたすく』は、デイサービスの介護施設を舞台に、介護、看取りなど重たい題材を扱っているのだが、小学5年生の目線で書かれいるので、大人には物足りないが、児童書としては、いいところをついている。 経済連携協定でのアジアからの介護士の受け売…

児童書だけど

たつみや章の『夜の神話』は1993年に書かれた児童書でファンタジィだけれど、原子力という人間が作り出した「青い火」をまだ安全につこいかなせていないとうい警告をこの時、すでに発している。 神話という表題だけあってツクヨミの神様や家霊がでできて…

生きとし生きけるもの

『LIFE人間が知らない生き方』は、 動物の習性から生きぬくための薀蓄がいっぱいつまっている。 ダンゴムシの教え、同じ轍は踏まないが印象にに残っている。 壁にぶつかるのも人生。別の場所に向かうことも人生。 あぁ、それにしてもみんなみんな、逞し…

次は何をくらべる?

『くらべる値段』は物の価値がよくわかる楽しい本である。 手のかけられたもの、素材がいい物、当たり前だけど高い。いいものを少し持ちたいのは山山だけど・・・・ それにしてもこの企画次は何を比べる?

何を望む

『望み』はぐいぐい引き込まれ一気読みしそうな勢いで読み終わった。 自分の息子が行方不明となり、犯罪にまきこまれ、それが被害者なのか、犯罪者なのか。息子の生死を案じる中で、揺れ動く家族の心理。 母親の犯人であっても生きていてほしいという望みは…

正義を貫く

『負けるもんか 正義のセ』は真っ直ぐな正義を貫く女性検事を主人公にした肩のこらない楽しくサクサク読める小説である。 特にこの舞台が関西なので、登場人物がユニークでみんな切れ者ばかり。 むしろ喜びも哀しみも怒りも悔しさも嫉妬心も、あらゆる感情を…

季節はずれの・・・

柳田國男が民俗学を創設した人で、遠野が民話のふるさととも知ってはいたが、遠野物語を読んだのは初めてだった。とはいえ、これもreixで原作ではないのだが。 怖かった。夜ベットのなかで読んでいると本を閉じていまうほど。 面白かった。語りがおもしろい…

見る年代によって感懐が違って面白いだろうなぁ!

『くらべる時代』は一目瞭然。 楽しめる本である。 それぞれの生きた時代によって、懐かしく感じたり、やぼったく思えたり・・・・ 平成のシャーブさより昭和のほうが、優しさがあるかも。 それにしても、平成ももう29年。 歳とるはずだ。

ゴキゲンさん

『樋口可南子のいいものを、すこし2』 の前書きがとてもいい。 自筆で、美しい毛筆で書かれており、その文章も素敵だ。 歳をとればとるほど ゴキゲンな人でいたい。 素直にいろんなことに 楽しく感動する人でいたい。 けだし名言だなと思う。 本当にゴキゲ…

自分に必要なもの

『幸せの条件』はへたれ女子が、自分の生きる喜びをみつける物語。 自給自足というこや、震災を絡めながら話はすすんでいく。 主人公の元の会社の社長の むしろな・・・大切なのは、誰かに必要とされることなんかじゃないんだ。本当の意味で、自分に必要なの…

どこにでもある家庭

『明日の食卓』は同じ名前の息子を育てる3人の母親たちのどこにでもある家族の話である。幸せな家族の歯車がこわれ、そのしわよせが子どもに向いてしまう。 一歩間違えば、そうなりうる可能性はだれにでもありえるだろう。 冒頭のショキングな虐待シーン。 …

戦後72年

坂東眞砂子の作品を探していてなんとなく手にとった1冊だった。敗戦前夜から戦後までうまく構成されていて最後のどんでんがえし。面白かった。 どんな悲惨な状況下であっても 大切なのは、生き延びること。 という大切なメッセージがある。 なんと戦争とは…

やっとこさ 読了

前回 『朱鳥の陵』を面白く読んだので 直木賞を受賞したというので、『山妣』を手に取ってみた。 2段に分かれた文章で分厚い本に二の足をふんだ。第一部は出足が遅くたるんでしまった。第二部に入って、登場人物が繋がってくると面白くなりぐいぐい読ませて…

春過ぎて 夏来たるらし 白妙の~

『朱鳥の陵』は飛鳥時代を背景に、白妙という夢解売を主人公にしたホラー歴史小説である。 白妙は、持統天皇の心の中にまで入り込み、命まで奪われてしまう。 作者は、持統天皇の万葉集におさめられている、有名な歌からこの作品を書いたのか。夏が訪れる清…

スポーツは科学だ

『翼がなくても』はミステリーなんだろうけど、 ミステリー要素より、交通事故で足を失ったアスリートが再起をかけた肉体改造計画は、勝つための執念があふれていて面白かった。それには、本人の努力と科学技術のサポートがあってこその勝利なのだなと。 一…

この地方の片隅で

『この世界の片隅で』は戦時下の普通の女性の生き方を 淡々と描き、それでいて平和な現代社会を有難く深く感じさせる。 お互いを慈しみあう心が胸をうつ。 ある地方の片隅で、自分自身がなくしてしまった心かもしれない。

クマとぷー

『グリフィンとお茶を』を読んで、荻原規子が幼き頃から読書家であったことに驚いた。そういう下地があってこそ勾玉三部作などの作品が書けるのだと改めて認識する。 クマが冬眠から覚め、人を襲ったという新聞記事をみるたびに、獰猛なクマが絵本や物語では…

純粋に優しい人

『漁港の肉子ちゃん』は娘の視点で母親の肉子ちやんが描かれている小説である。題名もインパクトがある。 そして、肉子ちゃん。優しく、人を疑うこともなく無垢な存在で包容力に満ち溢れている。 その親子も血のつながりはなく、出会いが生んだ親子関係で、…

石ひとつで

『オオカミと石のスープ』はポルトガルに伝わる民話からとられたらしい。オオカミのとぼけたような、諦めたような顔がいい。お腹をすかせ大きな石をしょっていくのは、さぞかしつらかろう。でも帰りは、石は温かくていいかもね。 この石のスープ、協力を集め…

いつでもスタートライン

『それでも前へ進む』は、伊集院静のエッセイ。 定年は原点の戻っただけという考え方になるほどなぁと思った。 自分が人生のレースを折りない限り、いつでもスタートラインに立つことができるのだと改めて認識した。 いつでもやり直せるんだと。 どうやって…

黄色は希望の色

新野剛志の『明日の色』は一気に読んでしまった。 主人公吾郎は、当初、あくどい人なのかと思ったら、そうではなく、なかなかの人情派で思いやりのある人物だった。 元ホームレスの若者、魁多も優しいアーティストだ。 魁多にとってこの絵は、重いものでの暗…

名は道を示す!

『物件探偵』は、不動尊子とうい宅建業者がキーマンの短編集。面白い設定でサクサク読める。尊子さんの登場シーンは少なく、今後の展開では増えるのかなと思わせるような作品。

ほんま笑える

『笑える日本語辞典』は笑える。 今時の日本がよくわかるし、薀蓄たっぷり 日本語最高!

猫といえば

『本を守ろうとする猫の話』はしゃべる猫が出てくる。 この本の帯に夏川版『銀河鉄道の夜』と紹介されていたが、私の頭には????。 夏川草介=夏目漱石、猫=『吾輩は猫である』だし なんでだろ。この作家が宮澤賢治も好きだからなのか。 とにもかくにも…

残念な

『くまのプーさん心を見つめる言葉』 かわいくていい本なのに、論語本文が一緒に記載されていないのがすご~く残念。 もったいない本だ。

季節はずれ

『クリスマス・ストリーズ』は盛り沢山なお得な本。 三浦しをんの『荒野の果てに』が、傑作。おもしろかった。 こんなタイムドラベラー楽しい。 自然に人助けが出来るののも、クリスマスだからなのかな?