徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

本のこと

ワクワクする

『東京のワクワクする』大学博物館めぐり はとんど無料で楽しめる博物感ばかりで・・・ 近郊に住んでいたらなぁ。 読んでいてワクワクする。

前へ

『わが殿』上・下 畠中恵 幕末痛快小説。 福井、大野藩の殿様とそれを支える、家臣。 借金まみれの藩の経済をたておすために奮闘する家臣の生き様が素晴らしい。 何がおころうとも、ひたすら、前へ前と進む。 ドラマにぴったりだと思うけれど、もうなったの…

赤い花

『彼岸花』宇江佐真理 妹を亡くした姉の心情が痛わしぃ。 家族のためにひたすら無理をして死んでしまった妹。 哀れと寂しさを訴える赤い彼岸花。

佐方検事

『チョウセンアサガオの咲く夏』柚月裕子 ちょっと怖い短編ミステリー集。 佐方検事の話が好きだな。 「人が嘘をつくのは、守りたいものがあるから・・・」

せき越えぬ

『せき越えぬ』西條奈加 江戸時代。東海道、箱根の関を舞台に男の友情が熱く語られる。 久しぶりに面白く読んだ。 世の中のだれよりも信がおける。 なんと重い言葉であろう。

ほっこり

『大家さんと僕これから』矢部太郎 ぼのぼのとしていて、温かく、優しい。 癒される漫画本。 ちょうど、帯状疱疹になり、体が痛い最中、ほっこりしました。 それにしても、この疱疹の痛いことにびっくり・・・まいってます。

『いきぢごく』宇佐美まこと 戦前の女遍路の日記と現在の女性の情念を絡めて描くサスペンス。 人間の業の世界。

声の在りか

『声の在りか』寺地はるな 自分自身も言葉を飲み込むことが多いような気がするので 声を取り戻したいと願う主人公の気持ちがよくわかる。

美しい生き様

『絵師金蔵赤色浄土』藤原緋沙子 幕末の土佐の絵師の生涯を描く。 道を究めて生きていく姿は美しい。

アティーシヤのお茶汲み

『今夜もそっとおやすみなさい』小手鞠るい アティーシヤのお茶汲みの項が面白かった。 アチィーシヤというお坊さんは、役に立たない人を旅のお供に喜んで連れて行ったそうな。それが自分のよりよい修業になるというので。 人間関係に困った時にはその困った…

新たな旅立ち

『たまごの旅人』近藤史恵 添乗員のたまごの主人公の旅先での仕事ぶりを描くお仕事小説。 コロナ禍の離職も含めての新たな旅立ち。 サクサク読めます。

お財布、お金にまつわるお話

『財布は踊る』原田ひ香 身近なお金の話。 主婦から不動産投資をはじめ、成功する様子がすごいなと感心。

癒される

『マイ・プレゼント』青山美智子 絵U-ku 散文のような詩のような文章と青を基調とした水彩絵。 心癒される素敵な本。 ギフトになるなぁ。

没後七十年

『木の十字架』堀辰雄 岩清水のような作品集。 没後七十年。卯の花の時期だから、卯の花忌はどうだらう? 堀辰雄は何の花が好きだったのだろう。

遺作

『絶筆』石原慎太郎 この方の作品を読むのは絶筆が始めて。 「死への道程」の中の一文が胸を打つ。 出来得るものなれば私は私自身の死を私自身の手で慈しみながら死にたいものだ。 『暁天の星』葉室麟 葉室麟の竜馬がゆく読んでみたかったな。

踏ん張る力

『花だいこん』山本一力 ひとが生きる道てえのは、でこぼこ続きで、真っ平なことなどありゃしねえ」 踏ん張る力が欲しい。 これは自分で身に着けるべきものだけれど。

最近見た本

『愛媛県新居浜市上原1丁目三番地』鴻上尚史 飛ばし飛ばしで・・・ 印象に残こったのは 緑の家の物語は終わっても、僕の人生は続いていく。 物語は終わる。けれど思い出は続いていく。 というフレーズ。 『日本全国100駅弁』 日本のすぐれた弁当。それも…

わかれ縁

『わかれ縁』西條奈加 江戸時代の理不尽な三行半。公事宿を舞台にお江戸の離婚物語。 つながる縁もあればわかれる縁もある。様々な縁によって人はいきているのだ・・・ 「物思いや情などを、外に向かって吐き出すか、内に溜め込んで素知らぬふりをするのか」…

神さまのはからい

『うたかたモザイク』一穂ミチ 13の物語からなる短編集。 「神さまはそない優しない」が楽しめた。 不慮の事故で死んでしまった夫が猫として妻の元に現れる. 夫の記憶を持つ頭脳は人で形は人間。 人間やった頃は妻をええ気分にさせてやったことがあったか…

雨降って地固まる

『セクシャル・ルールズ』坂井希久子 夫婦間のワークバランスって大切。 やりなおすことができ、めでたし。めでたし。 雨降って地固まる。

日々是好日

『御坊日々』畠中恵 明治の半ばの僧侶、冬伯の日々を描く。この僧侶、相場師でもあり2足のわらじをはく。 変わり続ける明治の世の中と江戸の埋蔵金の秘密や師僧の死の謎とき、よろずの相談の解決など人情ゆたかな冬伯の日々。 コロナ禍の令和も日々続き暮ら…

旅情

『夢も見ずに眠った』絲山秋子 離婚してもなおいい関係が続いていくのはいいなと思う。 二人が訪ねた旅や一人で訪れた町の風景が語られる。 旅情が感じられて出かけたくなる。

どろにやいと

『どろにやいと』戌井昭人 あやしげなもぐさの行商人が山里の村を訪れそこで怪しげな人達と出会い、災難に会い・・・ 地滑りに遭いその中で焼けたお堂が流され大きなやいとにみえる?悲惨な状況が巧妙に描かれる面白い物語。

情けは人の為ならず

『隠居すごろく』西條奈加 糸問屋六兵衛のにぎやかな隠居生活。 人生、「しくじりをくり返して、覚える・・・ 人の思いは目にみえず、触れもしない・・・・慮りを深めていくより他に学びようがない」 正に、正にである。 孫の優しさや人を思い遣る気持ちが六…

寄り添って生きる

『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』越智月子 鎌倉の古い洋館のシェアハウスに暮らす人たちのそれぞれの物語。 美味しいコーヒーと美味しいカレーがそこでふるまわれる。 コーヒーはカフエオーレにして飲むことが多いので、苦味やフルーティな味わいなどわからかっ…

風の値段

『風の値段』堂場瞬一 なぜ、極秘データーが流出したのか? 風力発電の研究の世界と新橋署の生活安全課の刑事の捜査が描かれる。 久ふりの警察小説。ぐんぐん引き込まれた。 愛する人のためにデーターを売ってしまうが、結局大事な人を守れず この研究者は今…

小説家の一日

『小説家の一日』井上荒野 十作品からなる短編集。 「好好軒の犬」が面白かった。 今でも妻の作品を夫が自分の名で発表することなんてあるのかしら? みんなおちがあり楽しめる。

ココアで一息

『木曜日はココアを』青山美智子 みんな繋がる、リレーみたいな温か物語。 心が寒い時ココアを飲むと体も心もほっと一息。

石の衣

『うさぎ玉ほろほろ』西條奈加 日替わりの諸国銘菓を作る和菓子屋の人情噺。 おいしそうな和菓子と共に話が進んで行く。 和菓子を求めての旅もいいいなぁ。 だれだって、石の衣をきている。 意味深い言葉だ。

心がほっこり

『夜明けのすべて』瀬尾まいこ PAMも程度により回りの人に迷惑をかけるとは知らなかった。 パニック障害もある日突然襲われれるとは・・・ そんな二人が小さな会社に転職を余儀無くされる。 問題をかかえながらもお互い人を助けようとする温かい物語。 瀬尾…