2017-05-16 想像力は無限大 本のこと 『狐霊の檻』は廣嶋ワールド全開。 富と権力をほしいままにするため、阿豪家は狐霊、あぐりこを閉じ込める。その守り役として連れてこられたのが千代という孤児。 あぐりこの「つらかったね」の一言が、千代を救い、千代もあぐりこの幸せを願い檻から出してあげようと、命をかけ阿豪家に立ち向かう。 人は(あぐりこは人ではないが)優しい言葉で救われるのだ。 おごれるものは、滅びるしかない。 それにしても、作家という人たちの想像力は無限に広がる。