『検事の使命』は、「罪をまっとうに裁かせることが己の仕事」と圧力や権力に屈することなく、貪欲に真実を追求する佐方検事の姿を描いている。
手紙にはいろいろな人の、様々な思いが込められています。私たちが扱っているのは単なる紙切れではありません。人の気持ち、心です。
佐方検事の祖父母に対する熱い思い、優しい心が伝わってくる「心を掬う」
あいつが、現生誤解されたままでいるのが苦し打て苦しゅうて、かなわんかったのです
と佐方検事の父の親友でもある僧侶の想いに心打たれる「業をおろす」
父は父のやり方で、自分の仕事をやり遂げました。私は私のやり方で仕事をするだけです 。
佐方検事はヒーローだ。
しばらく、柚木裕子にはまりそう。