2019-01-31 信じる心に咲く花 本のこと 『津軽双花』は家康の姪・満天姫と三成の娘・辰姫のふたりの女人の厳しく、美しい生き方を描いた歴史小説。 義を重んじる三成の想いを心に秘めて生きる辰姫。津軽家の正室。その座を満天姫に奪われる。 二人が会いまみえるのは2回。 初回は二人とも毅然としている。 2回目は病床の辰姫を満天姫が見舞う、心打たれる場面になっている。 野に咲く花は、この世をよきものと信じればこそ、花開くのではありますまいか。信じる心ゆえに花は美しいのであろうと思います。 大河ドラマになると見応えありそうな。