徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

理解不能

『百年と一日』柴崎友香 目次が長くてインパクトがあった。 しかしながら、私には理解できなかった。 関西弁の話は入りやすいけれど。 装丁は好きだな。

普通にちゃんと生きる

『ナモナキラクエン』小路幸也 こんな家族の形もあるのだと感心させられる。 たとえ血が繋がっていなくとも、愛情いっぱいにそそがれれば幸せな家族の楽園になりうることがきちんと描かれている。 普通にちゃんと生きる。家族を大切にして父の代わりに兄弟を…

幸せの花

『やがて訪れる春のために』はらだみずき あたえられた場所で、あるものを生かし、ないものは求めず、生きるために深く根をはろう。 認知症の祖母のため、自分の夢を叶えるために幸せの花をさかせようとする再生の物語。

美味しい和菓子屋さん

『亥子ころころ』西條奈加 諸国の美味しい和菓子を作って親子三代で商う南星屋。 美味しい和菓子職人と娘と孫の美味しい人情話。 地方の和菓子につられて読みやすいく心温まる話。

未熟であること

『虹色と幸運』柴崎友香 友達、3人三様の一年間を淡々とつなげて描いていく。 なんとはなく読み進めたが、なにが幸運なのか、いまいちわからなかった。 それでも、迷いながらも、生きていくのが人生なんだと思える。 そのなかのひとりが、三十代になっても…

それぞれの街で

『わたしがいなかった街で』柴崎友香 日常生活を送る中で、過去に起きた原爆投下や大阪や東京の空爆、ユーゴの内戦などをすごく身近に感じ取る派遣社員の沙羽。 作者の独特の世界観。 生きづらさや人との距離感。 近い過去、遠い過去。そして今自分が存在し…

春は始まりの季節

『春は始まりのうた』小路幸也 わけあり巡査さんと特異な才能を持つふたりの恋花と事件をからめたミステリー。 さわやかな読後感。 春の芽吹きの香りを感じられるのは、良いものさ どんな人生にも芽吹くときはあった。蕾が大きく膨らむときも、 そのまま落ち…

生きづらさ

『どうしても生きている』朝井リョウ 生きづらい現代社会。 いろんな人が問題をかかえながらも、生きている。 人生ってそういうものかも。