徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

没後七十年

『木の十字架』堀辰雄 岩清水のような作品集。 没後七十年。卯の花の時期だから、卯の花忌はどうだらう? 堀辰雄は何の花が好きだったのだろう。

遺作

『絶筆』石原慎太郎 この方の作品を読むのは絶筆が始めて。 「死への道程」の中の一文が胸を打つ。 出来得るものなれば私は私自身の死を私自身の手で慈しみながら死にたいものだ。 『暁天の星』葉室麟 葉室麟の竜馬がゆく読んでみたかったな。

踏ん張る力

『花だいこん』山本一力 ひとが生きる道てえのは、でこぼこ続きで、真っ平なことなどありゃしねえ」 踏ん張る力が欲しい。 これは自分で身に着けるべきものだけれど。

別れの時

『花ざかりを待たず』乾ルカ 父が進行ガンになり余命1年と告げられる。 その別れを前にした姉妹とその妻の想いが語られていく。 その1年も縮められ別れが近づいていく様が丁寧に描かれる。 夫の最後の言葉「ありがとうな」「お前が一番だ」 この言葉を作者…

砂の宮殿

『砂の宮殿』久坂部羊 海外の富裕層向けの自由診療向けのクリニックを経営するドクターのお話。 こんな自己中のドクター。命を守るべきはずの人が・・・

最近見た本

『愛媛県新居浜市上原1丁目三番地』鴻上尚史 飛ばし飛ばしで・・・ 印象に残こったのは 緑の家の物語は終わっても、僕の人生は続いていく。 物語は終わる。けれど思い出は続いていく。 というフレーズ。 『日本全国100駅弁』 日本のすぐれた弁当。それも…

家族じまい

『家族じまい』桜木紫乃 認知症の母の面倒をみる横暴な父親。かって家族だった二人の娘の葛藤。 かって4人家族が子供が新しい家族をもち、親は記憶もあいまいになりやがて家族はなくなる。老いるということはそういうことなのだ。 その上、娘二人の夫婦の関…

わかれ縁

『わかれ縁』西條奈加 江戸時代の理不尽な三行半。公事宿を舞台にお江戸の離婚物語。 つながる縁もあればわかれる縁もある。様々な縁によって人はいきているのだ・・・ 「物思いや情などを、外に向かって吐き出すか、内に溜め込んで素知らぬふりをするのか」…

作ってみました

ユーチューブでヨーグルトから砂糖と塩を混ぜて一晩濾すとクリームチーズが簡単に作れることを知り作ってみました。 ヨーグルトがパンに乗せられるようになり、ヨーグルトをわざわざ食べなくともよくなり時短でき、ジャム乗せで美味しいパンになりました。

神さまのはからい

『うたかたモザイク』一穂ミチ 13の物語からなる短編集。 「神さまはそない優しない」が楽しめた。 不慮の事故で死んでしまった夫が猫として妻の元に現れる. 夫の記憶を持つ頭脳は人で形は人間。 人間やった頃は妻をええ気分にさせてやったことがあったか…

雨降って地固まる

『セクシャル・ルールズ』坂井希久子 夫婦間のワークバランスって大切。 やりなおすことができ、めでたし。めでたし。 雨降って地固まる。

日々是好日

『御坊日々』畠中恵 明治の半ばの僧侶、冬伯の日々を描く。この僧侶、相場師でもあり2足のわらじをはく。 変わり続ける明治の世の中と江戸の埋蔵金の秘密や師僧の死の謎とき、よろずの相談の解決など人情ゆたかな冬伯の日々。 コロナ禍の令和も日々続き暮ら…