徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『いきぢごく』宇佐美まこと 戦前の女遍路の日記と現在の女性の情念を絡めて描くサスペンス。 人間の業の世界。

声の在りか

『声の在りか』寺地はるな 自分自身も言葉を飲み込むことが多いような気がするので 声を取り戻したいと願う主人公の気持ちがよくわかる。

美しい生き様

『絵師金蔵赤色浄土』藤原緋沙子 幕末の土佐の絵師の生涯を描く。 道を究めて生きていく姿は美しい。

アティーシヤのお茶汲み

『今夜もそっとおやすみなさい』小手鞠るい アティーシヤのお茶汲みの項が面白かった。 アチィーシヤというお坊さんは、役に立たない人を旅のお供に喜んで連れて行ったそうな。それが自分のよりよい修業になるというので。 人間関係に困った時にはその困った…

新たな旅立ち

『たまごの旅人』近藤史恵 添乗員のたまごの主人公の旅先での仕事ぶりを描くお仕事小説。 コロナ禍の離職も含めての新たな旅立ち。 サクサク読めます。

お財布、お金にまつわるお話

『財布は踊る』原田ひ香 身近なお金の話。 主婦から不動産投資をはじめ、成功する様子がすごいなと感心。

癒される

『マイ・プレゼント』青山美智子 絵U-ku 散文のような詩のような文章と青を基調とした水彩絵。 心癒される素敵な本。 ギフトになるなぁ。

香る物語

『赤い月の香り』千早茜 天才調香師が主人公。 匂うような香る物語。 ハーブや花の香りか漂う不思議な引き込まれるような物語の世界だった。