2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧
『ぴりりと可楽!』吉森大祐 落語が好きでたまらない粋な芸人魂が描かれている。 親方と弟子、師匠と芸人仲間、男女の愛情など、人との繋がりもうまく取り入れ られており楽しく拝読。 芸人まっしぐらの生き方が熱い!
『教授のお仕事』吉村作治 考古学者の吉村先生が小説をかいているとは知らなかった。 サークルの納会の章で学生が夢を語るシーンが良かった。 それぞれ、熱き想いを持って夢に向かって進んいるのがいい。 前途洋々として感動する。 主人公の教授も早期退職し…
『月下のサクラ』柚月裕子 念願かない機動分析係となった泉の奮闘を描く。 記憶力に優れ、己が信じるものを貫く強さを持つ主人公のひたむきさが胸を打つ。 なんと強く逞しい存在なのだろう。信念の人。 自分の責任は自分でとります。そうしなければ、なにあ…
『カフェはじめます』岸本葉子 シングル女子が洋風民家に惹かれカフェを始めるまでの騒動を描く。 営業までに至る道のりが長かったが、表題が現在進行形だからか。 夢を形にするのは素晴らしい。
『為吉』宇江佐真理 呉服屋の跡取り息子だった為吉は幼いころ強盗に入られ自分だけ生き残るという経験をする。 北町奉行所の仲間となって地道に仕事に取り組む。 情に厚く肝の据わった為吉の苦労した分、人を裏切らない全うな生き方が描かれる。 為吉さん頑…
『人生を変えたコント』せいや いじめを乗り越えその経験を本にするという夢をかなえた 貴重な一冊の本。 もがきながら家族に心配をかけたくない思いを抱きつつ、 いじめに立ち向かっていく姿に涙する。 笑顔の中にこんな過去の悔しさや苦しみ悲しみがあるな…
『月まで三キロ』伊与原新 理系の要素がふんだんに説明されているが6篇、どれもが人間らしい情緒にあふれていて読みやすい。 硬質ななかでやさしさがあふれている。 だれもが持つ悲しみいきずらさを癒してくれる。 「月まで三キロ」「山を刻む」がよかった。
『荒地の家族』佐藤厚志 3・11の災厄から10年後宮城県亘理町に住む植木職人の生き方、苦悩を淡々と描く。 災厄から2年過ぎて妻を亡くし母の手をかりながら子育てをする。 仕事の合間にも亡くした妻を想い、再婚相手の死産した子を想う。 自分も半死半生…