『その手をにぎりたい』は鮨ねたで10章に構成されたおもしろい小説である。
鮨職人の描写も細かく描かれている。主人公は、高級鮨店の常連客となるために仕事もばりばりこなしていくバブル期のOL。
鮨職人に恋をし、付け場をはさんでの真剣勝負のような鮨職人と主人公の10年間の成長が描かれている。同世代だともっと感情移入できるのだらうな・・・・・
新しい一歩を踏み出す主人公。
自分の手で一つの暮らしに幕を下し、新しい風に身を任せる。今度は決して、自分を見失ったりはしまい。
美味しい鮨が食べたくなる。
私は回転寿司しかいけないなー。
紅葉がきれいです。
< 窓辺の木 燃ゆる葉になり 秋深し >