『笑う招き猫』は山本幸久。
面白いんだけど、サクサク読めないなーと思っていたら、
筆の勢いがやはり違うのかしらん。デビュー作だった。
アカコとヒトミの駆け出し漫才コンビが挫折しながらも、漫才で生きて行こうとする話だが、その後の展開のほうが気になる小説だ。知らないだけで続編でてるのかしら?漫才の中で即興の歌すればいいのに・・・・
招き猫は福と友を呼んだ。
自分自身が現状から抜けたいと思っているからか
この文章にひっかかる。
もう道はないのかもしれない。おもえばあたしはいろんなことから逃げてきた。(略)いやなこと、面倒なことがあればその場から立ち去ればいいと考えていた。漫才までいきついたとき、どんなに辛いことがあっても、ここからだけは逃げまいと決意していた。だかもう限界だ。
<大晦日 福よこいこい 豆を煮る>