人間だけでなく、命の尊さ、なぜ生きるのかをを問うている。
人間とチンパンジーの赤ちゃんとの違いを
チンパンジーにとっての世界は、つねに自分から見た世界でしかない。ところが、人間の子どもは、あるとき、自分から見た世界だけでなく、自分の外に出て、自分と言うものを見る。「他者から見た自分」という視点を獲得したときに、人は、初めて他者が自分と同じような存在であることを想像し、他者に共感できるようになるというのです。人間は、自分という「我」の外に出ることができる。そして他者の痛みを自分の痛みと重ねおわせることができる。そして、そのことで大きく成長するのだと。
自分という「我」の外に出て、他者の痛みを想像することができる。
それこそが、人間を人間にしているのかもしれません。
他者の痛み、命の大切さをを。共生を。
豊かな想像力を持たなければ。
学生時代に、よく先生から想像力が貧困ですねと言われたことを思い出した。