『竜と流木』を読了。
動物の種を残すという本能はすごい。
そして、人間のエゴも。
生態系を狂わせるとどんなことになるのかを思い知らされる。
予測不可能なことだったのだ。そんな過ちを人間は一生の間にいくつかは犯すものだ。肝心なのは、その結果に責任を持ち、自分の手で収拾することだ、と
主人公の父親の言葉は最もで、また、息子を手助けする姿もいいなと思う。
過ちを攻撃するのではなく、みんなが協力的で、悪者が登場しないのもすごい。
その分、毒を持っている黒とかげが恐ろしい。
参考文献がないのが残念。
ごみ筏に乗って種を残そうとする生き物がいてもおかしくはない。