徒然3行かもしれない日記

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春過ぎて 夏来たるらし 白妙の~

朱鳥の陵 (集英社文庫)

『朱鳥の陵』は飛鳥時代を背景に、白妙という夢解売を主人公にしたホラー歴史小説である。

白妙は、持統天皇の心の中にまで入り込み、命まで奪われてしまう。

作者は、持統天皇万葉集におさめられている、有名な歌からこの作品を書いたのか。夏が訪れる清々しい歌なのに、裏には恐ろしい意味が・・・。

王座を狙う権力争い。なんという世界なのだろう。

 日本だけでなく韓流ドラマも宮廷ではドロドロの権力争いが繰り広げられている。

面白い本だったが、相関図がないのが残念だった。

有能な女帝だったのに。

 読後、皇位継承権女性にあってもいいのにと思った。