徒然3行かもしれない日記

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家康ってすごい、天下人だったのね。

家康、江戸を建てる

『家康、江戸を建てる』はもっと、家康が登場してくるのかと思いきや、家康は外堀だけで、そこには、家康に見出された自分の仕事に誇りを持ち秀でた仕事人の男たちの物語であった。花のお江戸の礎を築いた素敵な日本人がいたことをうれしいというかすごいなぁと思うような話であった。教科書にはでてこない偉人伝だと思う。

川の流れを変えた伊奈の忠治親子や、小判を鋳造した後藤庄三郎や飲み水をひいた大久保藤五郎、六次郎、石工の吾平など、みんな魅力ある人物にえがかれている。

すべては、天下人、家康の采配の賜物なのだが。

面白く、一気読みだった。

 門井慶喜さん。こんどは、西郷さんをかいてほしいな。

どう料理するか楽しみなんだけど。