徒然3行かもしれない日記

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やっとこさ、読了。

平場の月

『平場の月』はせつない小説だった。

須藤さんの活きる姿勢は、茨木のり子の「寄りかからず」の詩を彷彿させる。

それにしても、大腸ガンでストーマになるとは、痛ましい。

私自身は乳ガンで、片方、全摘し1カップとなり、しばらくがは喪失感があっただけで、日常生活には何ら問題はなかっだが。

それでも、1つ1つ、山を越していかねばならない。

人を愛おしく思う気持ちが大切だとういことを教えられる物語だった。