2020-06-27 氷葬 本のこと 『氷葬』諸田玲子 武家の嫁が陰謀に巻き込まれ、人を殺めてしまい、その骸を沼で氷葬にする。 すべては自分の子を守るために。 それからめまぐるしく物語は動きだす。忍びとの格闘や公儀隠密と行動を共にするはめになる。 どんどん、心を強くし難局に立ち向かっていく。 影のあるい凛々しい隠密にも心をひかれながらも踏みとどまる。 美しい終わり方で、いい読後感が味わえた。 明和事件のこと初めて知りました。