徒然3行かもしれない日記

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氷葬

氷葬 (文春文庫)

『氷葬』諸田玲子

武家の嫁が陰謀に巻き込まれ、人を殺めてしまい、その骸を沼で氷葬にする。

すべては自分の子を守るために。

それからめまぐるしく物語は動きだす。忍びとの格闘や公儀隠密と行動を共にするはめになる。

どんどん、心を強くし難局に立ち向かっていく。

影のあるい凛々しい隠密にも心をひかれながらも踏みとどまる。

美しい終わり方で、いい読後感が味わえた。

明和事件のこと初めて知りました。