徒然3行かもしれない日記

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高齢者医療を描く

勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~

さわやかな安曇野を舞台に若き研修医と看護師と恋愛をからめながら、地方の高齢者医療の現実を、美しい花と共に描く。

読みやすくてなおかつ終末期医療の延命か看取りか難しい問題をつきつける。

命の根っこが繋がっているのか否か。

花の美しさに気づかない人間を信用するな。そいつは人の痛みにも気づかない奴 だって。

という研修医の父の言葉は花屋さんならではで、この物語の中ですごく説得 力がある。