徒然3行かもしれない日記

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少女A

我らが少女A

一人の女性の殺人事件から、過去の未解決事件が動き出す。

未解事件の関係者たちが、その女性、当時は少女A。

群像劇のように、関係者から少女Aが語られていく。

年月を経て、わだかまっていたもの、しこりとなって残っていたものにスポットがあてられ、過去にひどいことが起こっても、新たな関係が始まり、みんな前に進んで行こうとする。

少女Aが殺人を起こしたのか、否か明確な答えはなく、その理由もわからず、なぜ、殺されたのかもあいまいだったが最後まできちんと読ませる。

立ち止まって過去を振り返ることの大切さを知る。

浅井忍が交通事故で死んでしまうはとても残念でいたたまれないな。