2021-04-03 ひとりの修羅なのだ 本のこと 『かなしみはちからに 心にしみる宮沢賢治のことば』斎藤孝 まことの幸い、みんなの幸いを一途に思っていた宮沢賢治。 美しいことば、強いことばの数々が集められている。 表題は書簡から取られた。 かなしみはちからに、 欲はいつくしみに、 いかりは智慧にみちびかるべし。 いかりのにがさまた青さ 四月の基層のひかりの底を 唾し はぎしりする おれはひとりの修羅なのだ 「春と修羅」は難しく、賢治の苦悩なのか・・・・・