『ある男』木内昇
7編からなる、ある男たちの物語。
会津の民のために奔走した元見回り組の男の物語、「道理」が一番。
この男は言う。
「力に力で抗すようなこたぁ、俺は好かねぇのだ。争いごとにならねぇよう知恵を絞るために、俺たちは天からおつむりってもんをもらってるんだぜ」と。
男の道理は」争わず、一生涯を会津の民のために働き捧げることを道理として生きるのである。
年長者の言うことには、背かぬこと、目上に人に道で行き会ったら礼をすること
虚言を言うことhあなりませぬ。
卑怯なふるまいをしてはなりませぬ。
弱いものをいじめてはなりませぬ。
ならぬことは、ならぬものです