徒然3行かもしれない日記

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ミス・セロフアン

わたしの忘れ物 (創元推理文庫 M い 8-3)

『わたしの忘れ物』乾ルカ

引っ込み思案で目立たない大学生が学生部からの紹介で複合施設の忘れ物センターのアルバイトをする。そこで少しずつ心の変化が芽生える。

人により大切なものは違う。その物への想いも。

そういうことだったのか。期限付きの49日間といいうアルバイトも・・・

死者の魂は49日まではまだそこにあるという・・・自分をミス・セロファンということも・・

大事なものを忘れたために生き直しをしたような・・・

不思議で切ない大事な物語。