徒然3行かもしれない日記

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美しい時間

 

 

美しい時間 特別書き下ろし小説(ケース入り2分冊)

『美しい時間  冬の花火村上龍

やり残したこととして「奥さんと一緒に冬の花火を見にいってくれないか」という友人の遺言ともいえる手紙を受け取り、妻と久方ぶり旅行に出かけ冬の花火を見る。そして大切な人と美しい時間を持つ。

一瞬で消え去る美しい冬の光。それを共に見ることで一体感が生まれ、同じ感情を共有する。何かを象徴す冬の花火のはかないような煌めき。

文章も硬質で美しい。こんな文章を書く作家だとは・・・・