2022-06-23 美しい時間 本のこと 『美しい時間 冬の花火』村上龍 やり残したこととして「奥さんと一緒に冬の花火を見にいってくれないか」という友人の遺言ともいえる手紙を受け取り、妻と久方ぶり旅行に出かけ冬の花火を見る。そして大切な人と美しい時間を持つ。 一瞬で消え去る美しい冬の光。それを共に見ることで一体感が生まれ、同じ感情を共有する。何かを象徴す冬の花火のはかないような煌めき。 文章も硬質で美しい。こんな文章を書く作家だとは・・・・