徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

光のある方へ

彼女の背中を押したのは

『彼女の背中を押したのは』安西真冬

書店に勤めていた妹がビルから飛び降りた。姉に相談したいことがあるとメールしてきたその夜に。自殺なのか、事故なのか。

意識のもどらない妹。その理由を知るために姉は妹の過去を調べる。

書店のブラックさ。美しい妹と比較される姉。家事をうまくこなせない母が娘を支配する家族。重い話が続くが最後には前向きに妹が生きるようになっていく。

いい意味での表題だった。

光のある方へ。生きる方へ。