2023-05-25 別れの時 『花ざかりを待たず』乾ルカ 父が進行ガンになり余命1年と告げられる。 その別れを前にした姉妹とその妻の想いが語られていく。 その1年も縮められ別れが近づいていく様が丁寧に描かれる。 夫の最後の言葉「ありがとうな」「お前が一番だ」 この言葉を作者は書きたかったのだ。 妻は報われるだらう。