2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧
『メイドイン京都』藤岡京子 資産家の跡継ぎだった人と結婚するため仕事をやめ京都に来ることになった主人公。 ところが、結婚は、親戚との関係やしきたりや変わってしまった婚約者としっくりいかなくなり破談に。 それでも、Tシャツに刺繍をするというもの…
『永遠のおでかけ』益田ミリ 父に対する想いを綴ったレクイエム。 悲しみには強弱があった。 まるでピアノの調べのように、 わたしの中で大きくなったり、 小さくな ったり 大切な人が永遠のおでかけを与儀なくされる時がくる。 1冊まるごと作者のレクイエム。…
『<あの絵>のまえで』原田マハ 有名な絵のまえにたたずみ新な一歩を踏み出す人たちを描く6つの短編集。 それぞれの物語が絵のように美しくきれいな終わり方をしている。 一生懸命に生きていても、いつのまにか一人で人生の脇道に一人で佇んでいる、そうい…
先日、車検の日に図書館に寄り、リサイクル本をボックスをなにげにのぞくと 樹木希林の『一切なりゆき』と大好きな司馬遼太郎の文庫本『峠』上・下があった。 思わずラッキーと有難くいただく。ちょうど樹木希林の字がいいなと思っていたところだったので 書…
八幡屋磯五郎のスパイシーチョコをちまちま食べつつ、以外に美味しいのだが、もうひとかけずつ入っていればいうことなしなんだけど、私にとっては、高価なチョコ。 疲れた体には、くちどけブランデー&オレンジがコスパもよく美味しい。 ガーナピンクチョコ…
『さのよいよい』戌井昭人 面倒なこといやなことを踊りとお不動さんの護摩焚きに燃やして生きてきた祖母の信心を描いた小説。 自分の人生、自分で踊るしかないか。 護摩焚き、御利益ありそうな。
『SOP大阪遷都プロジェクト』増田晶文 昭和の大阪遷都構想の秘密資金を探すために、けったいな仲間が集まる。 途中から読み進めずらかったがなんとか読了。 大坂人の心意気みたいなものが感じられた。 お好み焼屋さんから始まるとは、『プリンセストヨト…
『聡乃学習』小林聡美 エッセイ集 この装丁いいな! 著者ではないが、皆さまお健やかに。 ち この装丁いいな。
『だまされ屋さん』星野智幸 家族の再生物語。 ジェンダー、在日、ハーフ、兄弟、兄妹、嫁姑、あらゆる家族の問題が多岐に広がり どう、問題解決するのか? いい関係で暮らせればOKかもだれだれをだますのか? 言葉の応酬がすごい。
『ぱくりぱくられし』木皿泉 エッセイ集である。 本編よりもあとがきが好きだ。 あとがきのあるものは、あとがきから読む。 あとがき最高。 みんなの幸せを願うのが、自分自身が幸せになる一番の早道、 今、苦しい思いをしているあなたへ、それは永遠には続…