徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

桃山絵巻

『風神雷神』上・下 原田ハマ 絵を描くということに魅せられたふたり、俵屋宗達とカラヴァッジョが出会う。 宗達が天正少年訪欧使節団の一員、絵師として派遣されローマ法王に謁見。 壮大な桃山絵巻のような物語。面白い。

富山売薬薩摩組

『富山売薬薩摩組』植松三十里 富山の薬売りと薩摩藩との繋がり。 薩摩藩に売薬に行く富山の薩摩組が北前船に乗り込み昆布を仕入れる。壮大な物語を面白く読んだ。薬売りの矜持と藩の財政を扱う家老。新しい世の中を夢見て突き進む。 人はだれでも死ぬ。でも…

みんなちがってそれでいい

『僕は青くて透明で』窪美澄 男子高校生恋愛。自己、個性を尊重される海と親の思いを断ち切れぬ忍。 切ない恋心はみんな同じであろう。 みんな違っていいんだろうね。普通なんてありはしない。 人それぞれ。みんなちがってそれでいい。 金子みすずの世界。

ミドルノート

『ミドルノート』朝比奈あすか サラー世代の女性4人の生き方を描く。 悩みながらもワーキングマザーとして両立、インフルエンサー、離婚に踏み出したり、結婚を考えたりと試行錯誤する姿が身近に感じる。

スカイレザー

『遅刻する食パン少女』田丸雅智 予想外の意外な結末。面白短編集。 「スカイレザー」がいい。 、空をきりとるなんて、斬新な職業で、すかっとするさわやかな話。

視点を変える

『この会社後継者不在につき』桂望実 会社の後継者問題がテーマ。 面白くて一気読み。 三章が一番かな。 ほどほどでいい、努力したくない受け身のサラリーマンの主人公が社長の逝去に伴い前向きに積極的に進んでいく。自分の意志をしっかり表現できるように…

新たな一歩

『タイムマシンに乗れないぼくたち』寺地はるな 7つの心安らぐ短編集。 ひとりぽっちでも、ふとした触れ合い、出会いから新たな関係が動き出す。 少しずつ、少しずつ。 新たな一歩を踏み出す。 『やわらかい砂のうえ』寺地はるな 主人公が新たな一歩を踏み…