徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

哀しみ

『教誨』柚月裕子 哀しみの連鎖。哀しく苦しい重い物語。なぜ子供を殺めてしまったのか? その時精神的不安定や薬大量摂取など問題視されなかったのだろうか? 最後は一度しかかかわらなかった親戚の娘が最後をきちんと見届け死を悼んでてくれて良かった。

やんごとなき・・・

『やんごとなき雑炊』中村倫也 どれも美味しそうで、雑炊のネーミングも面白かった。 ロールキャベツに中身がご飯なんて秀逸。

人は人で変わる

『ゴミの王国」』朝倉宏景 綺麗好きで清潔には神経質なゴミ清掃会社に勤める朝陽と隣の部屋に越してきたゴミの収集癖がある友笑。それぞれ問題をかかえながらも裏と表の存在と分かり合えるようになる。人は人で変わっていく。心温まる物語。 心の隙間をゴミ…

かたばみ

『かたばみ』木内昇 戦後中から戦後にかけて寄り添いながら一生懸命生きる2家族姿を描く。 代用教員をしながらおさななじとの恋にもやぶれ下宿先の息子と結婚する。そしてよりにもよって戦死したおさななじみの息子を養子に迎え家族となる。 血縁がなくとも…

大きな波に飲み込まれないように

『遠い町できみは』高遠ちとせ ネグレクト、家庭内暴力、亡くなった母の実家に預けれれるなど、大人の都合で振り回される子供3人がサーフィンを通じて心を通わせる。 酷い現実を波に向かって漕ぎ出すサーフインのように立ち向かう。 くじけない心を持った子…