徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

正直に真っすぐに

『大江戸パン屋事始』大平しおり お江戸で「まんず生き延びろじゃ、それが叶ったら、人を生き延びさせられる人間さなれ」という父の言葉を胸に、正直に真っすぐに生きてきた喜助のパン屋に懸ける奮闘物語。 いろんな人と出会い、助けられながら人生を切り開…

本の力

『27000冊ガーデン』大崎梢 高校の図書館司書が出入りの書店員と本にまつわるミステリーを紐解いていく。 本の力や学校図書館の在り方なども描かれている。 ヤングアダルト向けの柔らかい本。

おのれに恥じぬよう

『命もいらず名もいらず』上・下 山本兼一 剣、禅、書に一途に励み、江戸城無血開城の立役者である山岡鉄舟の生き様を描く。 豪快で真っすぐな生き方がすごい。 でも妻は大変だ。この妻も立派。 「おのれに恥じぬように精神を満腹にしていきよ、」

いいね!

『ドクロ』ジョン・グラッセン いいね!楽しい、さすが。

声をあげる

『こまどりたちが歌うなら』寺地はるな 親戚が営なむ製菓会社に転職した主人公の奮戦を季節のおいしそうな和菓子と共に描く。 「言わなきやわからない、伝わらないよみたいんなアドバイスする人って恵まれている人なんですよ。・・・・」は的を得てるなと思…

哀しみ

『教誨』柚月裕子 哀しみの連鎖。哀しく苦しい重い物語。なぜ子供を殺めてしまったのか? その時精神的不安定や薬大量摂取など問題視されなかったのだろうか? 最後は一度しかかかわらなかった親戚の娘が最後をきちんと見届け死を悼んでてくれて良かった。

やんごとなき・・・

『やんごとなき雑炊』中村倫也 どれも美味しそうで、雑炊のネーミングも面白かった。 ロールキャベツに中身がご飯なんて秀逸。

人は人で変わる

『ゴミの王国」』朝倉宏景 綺麗好きで清潔には神経質なゴミ清掃会社に勤める朝陽と隣の部屋に越してきたゴミの収集癖がある友笑。それぞれ問題をかかえながらも裏と表の存在と分かり合えるようになる。人は人で変わっていく。心温まる物語。 心の隙間をゴミ…

かたばみ

『かたばみ』木内昇 戦後中から戦後にかけて寄り添いながら一生懸命生きる2家族姿を描く。 代用教員をしながらおさななじとの恋にもやぶれ下宿先の息子と結婚する。そしてよりにもよって戦死したおさななじみの息子を養子に迎え家族となる。 血縁がなくとも…

大きな波に飲み込まれないように

『遠い町できみは』高遠ちとせ ネグレクト、家庭内暴力、亡くなった母の実家に預けれれるなど、大人の都合で振り回される子供3人がサーフィンを通じて心を通わせる。 酷い現実を波に向かって漕ぎ出すサーフインのように立ち向かう。 くじけない心を持った子…