徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2023-01-01から1年間の記事一覧

しあわせガレット

『しあわせガレット』中島久枝 1枚のガレットが新し人生を開く鍵になる。 ガレットが食べたくなる1冊。 居心地の悪さや生きずらさはだれもが感じている。 それを上手にやりす過ごし生きていく。 美味しいものを食べながら。

ナスは成す

『すきだらけのビストロ』冬森灯 美味しい料理は憂いを和らげる。 「ナスはすべての花に実がつくのですよ。ことを成す、にも通ずる縁起ものです。いつも祈りながら食べています・・・・・・」 この言葉が胸に残った。

シュトーレン

今年は本物のシットーレンを丸ごと1本娘から貰った。 少しずつ味わう。 私が焼いていたシュトーレンもどきはシュトーレンパンだな。 本物はパンでもケーキでもなくドイツ菓子なのだ。甘くて濃厚。

おでん

『おでんオデッセイ』山本幸久 サクサク読める冬にぴったり小説。 実家でつくる魚のすり身の練り物を使って屋台のおでん屋を営む女性の繁盛記と恋。 美味しそうな練り物食べてみたいな。煮込むより、さっと焼いて。

異国の料理

ケバブの店で異国の料理を食す。ケバブは屋台で食べたことはあるが上の野菜を豆を長時間炒めた(煮込んだ)ペルシシャ料理は初めて味わう。微妙な味わい。珍しい物を頂いた。 かごのなかのケバブピザが美味しかった。 ご馳走になりました。

最強コンビ

『競争の番人』新川帆立 公正取引委員会、審査官のお仕事小説。 悩みながらも前向きに仕事に打ち込む審査官を描く。 二人のコンビが対照的で最強、楽しめる。 今後の展開に期待。

ムショラン

『めざせ!ムショラン三つ星』黒栁桂子 刑務所に勤める管理栄養士が語る刑務所給食あるある。 自分たちの給食は自分たちで作っているなんて初めて知ることができた。 面白い題名にひかれて手に取った。 どんな場所であれ、食べることは生きること。美味しく…

慈愛あり

『似非遍路』澤田ふじ子 高瀬川筋の居酒屋を営む元武家の宗因を取り巻く人々の悲哀を愛情豊かにしんみりと描く、短編集。 いつの時代にも、哀しみあり歓びあり慈愛あり。

未来を拓く鍵

『未来地図』小手鞠るい 自分は幸せになる資格がないと思い続けてきた主人公は自分が最も好きな図書館で 好ましい相手と出会い親交を深めていく。 美しい言葉で綴られた物語。 人は誰もが、未来を拓く鍵を持っていると気付かせる。

めんたいマヨネーズトースト

この生めんたいマヨネーズ、食パンにつけてトーストするとすご~く美味しい。手軽で最高。朝ごはんが楽しみ。 一度おためしあれ。

前向きに

お江戸の人材派遣、口入れ屋に出戻ったおふくの人生を描く。 お金、夫婦の有り様など奉公先で生ざまな人に出あう。 壊れたものはけっして元にはもどらない。 思い出を胸に畳んで生きていこう。 前向きに。

美しい装丁

『生きてるだけで、愛』本谷有希子 装丁が美しすぎて・・・・ その瞬間、お互いに通じ合う何かがある。愛なんだろう。

初めての染め

玉ねきの皮がたまったので染めに初挑戦。 白の綿のチュニックとスカーフ 写真では薄いが程よい黄色に染まった。 来年が楽しみ。

ロールキヤベツ

『ロールキャベツ』森沢明夫 大事な人を優しく包んで温める。青春真盛り小説。 チェアリングなら手軽にやれそう。

一冊の本から

『本が紡いだ五つの奇跡』森沢明夫 編集者、作家、ブックデザイナー、書店員、読者。 一冊の本がみんなを幸せに導く。 物語強さを感じさせる本。

わんちゃんやねこちゃんと最後まで

『犬が看取り、猫がおくる、しあわせのホーム』文・写真 石黒謙吾 いいなあ、こんな介護施設。 増えるといいな。

クオータ制

『あきらめません』垣谷美雨 定年退職後、夫の故郷でのんびり暮らそうとした主人公。 市議会を傍聴したことから・・・・市議に そして市長にまで・・・ あらゆる政治の世界でクオータ制が導入されたら、日本が変わる。 テンポが良く面白いお話。

イッーティアリテ、イチニンナシ

『人形姫』山本幸久 伝統産業、老舗人形店の頭師でもある7代目社長を主人公したお仕事物語。 この7代目、母校のボート部のコーチでもある。 伝統産業の後継者不足や自分の結婚問題などいろいろ抱えながらも前向きに進んで行く。 社長業とボート部の話をう…

どこか遠くへ行きたい

『ひとり旅日和運開き』秋川滝美 読んでると美味しい名物と観光満載で旅に出たくなるなぁ。 主人公がだんだん人見知りを克服、一人で食事をしてお酒を飲めるとうことは充分なことであると思うが・・・

美味しいスィーツ

『それでも旅に出るカフェ』近藤史恵 海外の珍しいフィーツが名物のカフエの店主と常連客。 こんなカフエあったらいいな。 いろんな生きずらさを抱える人がぼっこりできる美味しいスィーツ。

痛快!

『白鷺烏近』田中啓文 江戸時代の大坂を舞台に「ご無理もっとも始末処」を営む烏近。 知恵を働かせ無理難題を鮮やかに解決。 痛快で軽妙で面白い。 金のシャチホコの修理がおおらかで楽しい! さすが、舞台は大坂。

行旅死亡人

『ある行旅死亡人の物語』武田惇志、伊藤亜衣 アパートで女性が現金3400万円を残し孤独死。身元不明。 警察も探偵もたどり着けなかった女性の身元を記者2人が解き明かす。 取材力の高さに圧倒される。 身元がわかってもこの女性が人生の後半をなぜ人と…

花散るまえに

『花散るまえに』佐藤雫 細川ガラシャの生涯を描く。 はかなくも美しく描く。 辞世の歌もまた美しい。 「散るぬべき 時しりてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」

読ませる

『東慶寺花だより』井上ひさし 東慶寺の花の四季と駆け込む女たちを丁寧に描く。 離婚の形は様々。 東慶寺の御用宿柏屋の人たちが当事者の気持ちを汲み取る様子が細やかに描れる。 美しい表題。駆け込むことで、新たな人生が踏み出せる。 読ませる物語。さす…

天災

『天災ものがたり』門井慶喜 古来から日本は多くの天災に見舞われてきた。 そしてその都度復興してきた。 人間の営みの強さを思う。

人助け

『はーばーらいと』吉本ばなな 親の信仰と友情、信頼。 自分の近しい人が助けを求めたら、文句なしに助けるという心根が素晴らしい。 父親もそうだが母親一本筋が通っていていい。 その息子もしかり。

人生の部品

『終の日までの』森浩美 人生の閉じ方を描く家族小説。 悔いのないように、未練のないようにその日までを生きる。 終活をして準備万端にしておかないとと思いつつもなかなか難しい。 人生の部品はスペアがないとは肝に命じたい。

表と裏

『れんげ出合茶屋』泉ゆたか わけあり女3人が力をあわせ出合茶屋をひらく。 酸いも甘いも人の表と裏を知り尽くした志摩さんが気っぷがよくていい。

助けあって生きる

『焼野の雉』梶よう子 火災のおおいお江戸で飼鳥屋を営む女主人が自立した人生を歩む姿を描く。 救い、救われ、甘え、甘えられ、頼り、頼られ。人の世は、そうして成り立つものなのだ。決してひとりじゃないのだと 助けあって生きることの美しさがこの物語に…

ドライブ・マイ・カー

『女のいない男たち』村上春樹 短編小説集。 この中に映画化された『ドライブ・マイ・カー』がある。 キャストを知ってから原作を読むとしっくりなじむ。