2023-01-01から1年間の記事一覧
『財布は踊る』原田ひ香 身近なお金の話。 主婦から不動産投資をはじめ、成功する様子がすごいなと感心。
『マイ・プレゼント』青山美智子 絵U-ku 散文のような詩のような文章と青を基調とした水彩絵。 心癒される素敵な本。 ギフトになるなぁ。
『赤い月の香り』千早茜 天才調香師が主人公。 匂うような香る物語。 ハーブや花の香りか漂う不思議な引き込まれるような物語の世界だった。
『木の十字架』堀辰雄 岩清水のような作品集。 没後七十年。卯の花の時期だから、卯の花忌はどうだらう? 堀辰雄は何の花が好きだったのだろう。
『絶筆』石原慎太郎 この方の作品を読むのは絶筆が始めて。 「死への道程」の中の一文が胸を打つ。 出来得るものなれば私は私自身の死を私自身の手で慈しみながら死にたいものだ。 『暁天の星』葉室麟 葉室麟の竜馬がゆく読んでみたかったな。
『花だいこん』山本一力 ひとが生きる道てえのは、でこぼこ続きで、真っ平なことなどありゃしねえ」 踏ん張る力が欲しい。 これは自分で身に着けるべきものだけれど。
『花ざかりを待たず』乾ルカ 父が進行ガンになり余命1年と告げられる。 その別れを前にした姉妹とその妻の想いが語られていく。 その1年も縮められ別れが近づいていく様が丁寧に描かれる。 夫の最後の言葉「ありがとうな」「お前が一番だ」 この言葉を作者…
『砂の宮殿』久坂部羊 海外の富裕層向けの自由診療向けのクリニックを経営するドクターのお話。 こんな自己中のドクター。命を守るべきはずの人が・・・
『愛媛県新居浜市上原1丁目三番地』鴻上尚史 飛ばし飛ばしで・・・ 印象に残こったのは 緑の家の物語は終わっても、僕の人生は続いていく。 物語は終わる。けれど思い出は続いていく。 というフレーズ。 『日本全国100駅弁』 日本のすぐれた弁当。それも…
『家族じまい』桜木紫乃 認知症の母の面倒をみる横暴な父親。かって家族だった二人の娘の葛藤。 かって4人家族が子供が新しい家族をもち、親は記憶もあいまいになりやがて家族はなくなる。老いるということはそういうことなのだ。 その上、娘二人の夫婦の関…
『わかれ縁』西條奈加 江戸時代の理不尽な三行半。公事宿を舞台にお江戸の離婚物語。 つながる縁もあればわかれる縁もある。様々な縁によって人はいきているのだ・・・ 「物思いや情などを、外に向かって吐き出すか、内に溜め込んで素知らぬふりをするのか」…
ユーチューブでヨーグルトから砂糖と塩を混ぜて一晩濾すとクリームチーズが簡単に作れることを知り作ってみました。 ヨーグルトがパンに乗せられるようになり、ヨーグルトをわざわざ食べなくともよくなり時短でき、ジャム乗せで美味しいパンになりました。
『うたかたモザイク』一穂ミチ 13の物語からなる短編集。 「神さまはそない優しない」が楽しめた。 不慮の事故で死んでしまった夫が猫として妻の元に現れる. 夫の記憶を持つ頭脳は人で形は人間。 人間やった頃は妻をええ気分にさせてやったことがあったか…
『セクシャル・ルールズ』坂井希久子 夫婦間のワークバランスって大切。 やりなおすことができ、めでたし。めでたし。 雨降って地固まる。
『御坊日々』畠中恵 明治の半ばの僧侶、冬伯の日々を描く。この僧侶、相場師でもあり2足のわらじをはく。 変わり続ける明治の世の中と江戸の埋蔵金の秘密や師僧の死の謎とき、よろずの相談の解決など人情ゆたかな冬伯の日々。 コロナ禍の令和も日々続き暮ら…
『夢も見ずに眠った』絲山秋子 離婚してもなおいい関係が続いていくのはいいなと思う。 二人が訪ねた旅や一人で訪れた町の風景が語られる。 旅情が感じられて出かけたくなる。
山笑う、昭和(緑)の日。 今近くの名も知らぬ山々の緑のグラデーションとても美しい。 山笑うとい俳句の季語が実感できる。笑うより、微笑むが個人的にはふさわしく思える。
このところ、毎朝しらすチーズトーストに、このぶっかけをかけるのにはまっている。
上生菓子、「葉桜」季節を味わう。 熱い抹茶玄米茶と共に。 お抹茶がないのが残念だけど、美味しい。
『どろにやいと』戌井昭人 あやしげなもぐさの行商人が山里の村を訪れそこで怪しげな人達と出会い、災難に会い・・・ 地滑りに遭いその中で焼けたお堂が流され大きなやいとにみえる?悲惨な状況が巧妙に描かれる面白い物語。
『隠居すごろく』西條奈加 糸問屋六兵衛のにぎやかな隠居生活。 人生、「しくじりをくり返して、覚える・・・ 人の思いは目にみえず、触れもしない・・・・慮りを深めていくより他に学びようがない」 正に、正にである。 孫の優しさや人を思い遣る気持ちが六…
『鎌倉駅徒歩8分、空室あり』越智月子 鎌倉の古い洋館のシェアハウスに暮らす人たちのそれぞれの物語。 美味しいコーヒーと美味しいカレーがそこでふるまわれる。 コーヒーはカフエオーレにして飲むことが多いので、苦味やフルーティな味わいなどわからかっ…
『淀川八景』藤野恵美 八話の大阪物語。 「あの橋のむこう」がいい。 姉妹の愛情が描かれる。 お姉ちゃんはあたしをいじめへんかった。だから、わたしはだいじぃうぶ。 人間って弱い者いじめとかを楽しく感じるようにできてるんちゃんかなって思う。 だから…
『風の値段』堂場瞬一 なぜ、極秘データーが流出したのか? 風力発電の研究の世界と新橋署の生活安全課の刑事の捜査が描かれる。 久ふりの警察小説。ぐんぐん引き込まれた。 愛する人のためにデーターを売ってしまうが、結局大事な人を守れず この研究者は今…
『小説家の一日』井上荒野 十作品からなる短編集。 「好好軒の犬」が面白かった。 今でも妻の作品を夫が自分の名で発表することなんてあるのかしら? みんなおちがあり楽しめる。
『木曜日はココアを』青山美智子 みんな繋がる、リレーみたいな温か物語。 心が寒い時ココアを飲むと体も心もほっと一息。
仕事のお供にカルピスを作って持参。 いちごは少し甘味がつよかった。 巨峰が程よく美味しい。ノーマルと交互に愛飲している。 フルーツミックスを初めて見たので即購入。 どんな味か楽しみ。
『うさぎ玉ほろほろ』西條奈加 日替わりの諸国銘菓を作る和菓子屋の人情噺。 おいしそうな和菓子と共に話が進んで行く。 和菓子を求めての旅もいいいなぁ。 だれだって、石の衣をきている。 意味深い言葉だ。
『夜明けのすべて』瀬尾まいこ PAMも程度により回りの人に迷惑をかけるとは知らなかった。 パニック障害もある日突然襲われれるとは・・・ そんな二人が小さな会社に転職を余儀無くされる。 問題をかかえながらもお互い人を助けようとする温かい物語。 瀬尾…