2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧
『風のことば 空のことば』長田弘・詩 いせひでこ・絵 やさしく語りかける言葉と優しいタッチの絵。 心あらわれるようだ。 芯と心。似た字だけど、芯は固くしっかりしているのがいい。 心は柔らかくしなやかなのがいい 空を見よう。自分の本当の心をたしかめ…
『幕末かわら版』土橋章宏 幕末の動乱期、真実を求めて奔走するからわ版記者の姿を描く。 躍動的で大物歴史人物たちと遭遇し自分の生き方までも変わっていく様も読んでいてすがすがしい。 世のため人のためにかわら版を出す。
『弧城春たり』澤田瞳子 備中松山藩の改革者山田方谷を描く。 山田方谷という人の名前は知っていたが、こんなに優しさに満ちた人だとは思わなかった。 幕末の世に名を知られあちことからその教えを請われるなんてその情報網もおそるべし。河井継之助なんかも…
『新章神様のカルテ』夏川草介 日々、患者と命に向き合う一止。 そしてそれを支えるハルさんとの夫婦の絆。 登場人物の字名の面白さ。 久しぶりに一止の世界を堪能。 未来はわからない。 けれども少なくとも今は、目の前に進むべき道がある
『葬式同窓会』乾ルカ 高3時の担任のお葬式に列席した元3年6組のクラスメイト。そこで、担任による不当と思われる事件で不登校になったクラスメイトがいたことを思い出す。 その時は何も思わず闇にほおむられてしまった。 それぞれのクラスメイトの思いを…
先日、スーパーで見かけて、懐かしくなり購入。このメーカーのものではないが。 葬式と題する本を読んでいて、そういえば、小学生のころお葬式を執り行っている家の前を通るともらったことがあったのを思い出したものだから。 なぜ、大阪の名物なのかな。 素…
『今日の人生2』益田ミリ 毎日を切り取る今日の人生。ぼのぼのさせられる。 通勤の車窓からシュナウザーを散歩している人を見る、いいな。懐かしいなと思う今日の私の人生。 過って私が散歩していたのは、ミックス犬だったが、癒される。
『風に立つ』柚月裕子 実直な南部鉄器工房の親子が非行少年を預かることに。 そこに巻き起こる波乱を描く。近くに居過ぎてみえないことも多々あるといこと、親子の思いもうまく繋がず、理解しあえないことも。 仕事、人生、時代にいろんな風が吹く。・・・・…
『東京ハイダウェイ』古内一絵 傷つき疲れながらも都会に生きる人たちが自分を癒す場所を持ち心を落ち着かせ る短編集。 主人公がつながっていてそれぞれみんなあがきながらも生きていく様子がいい。 「惑いの星」で生きているのだから、完全でなくともまと…