本のこと
『知りたいこと図鑑』みっけ デザイン性に富んだ本で知識が広がるすぐれものの美しい本みっけ
『私の最後の羊が死んだ』河﨑秋子 羊飼い作家の赤裸々な生き様を記したエッセイ。 面白楽しく読ませてもらった。父親の介護と羊飼い、酪農、執筆、身を粉にして頑張る様子が逞しく意志の強さを思う。
『下町サイキック』吉本ばなな 目にみえないものを見る能力がある少女と近所に住む友おじさんとの触れ合い、交流を描く。心優しい人々との出会いが人生を育む。
『シルバー保育園サンバ!』中澤日菜子 定年退職後、離婚し、人生に疲れ果てていた主人公がひょんなことから幼稚園の嘱託職員として勤務することにgなる。そこからまた人生の歯車が動き出す。 勇気を持って行動すること、あきらめないこと、いくつになっても…
『和雑貨』君野倫子 ザ・日本の良い物。みていて癒される。素敵な本。
『みずもかえでも』関かおる 演芸写真家をめざしていた繭生が、師匠との約束(遅刻をしないこと、演者に許可なく写真を撮らないこと)をやぶり逃げ出し、ウェディングフォトスタジオで働き始める。 そこで、許可なく写真を撮ってしまったみず帆が現れウェデ…
『ぬくもりの旋律』岡田真理 出会った人が自分の背中を押してくれ一歩踏み出す勇気をあたえてくれる。 人生の方向を決める力になる。 温かいぬくもりのあるお話。
『美しき愚かものたちのタブロー』 原田マハ ほんものの西洋画を日本の人たちに見せたいという強固な熱い思いで蒐集された松方コレクション。それを展示するための美術館造り。 タブローに魅せられた熱き人たちの美しき物語。
『週末カミング』柴崎友香 8人の日常ではなくちょうとした週末に起きた出来事を丁寧に描く。 「地上のパーティ」が秀逸。 今日も明日も仕事をして生きて行く。そして週末。
『家守綺譚』梨木香歩 行方不明になった友人宅の家守をするようになった小説家の自然界との交流を描く。 不思議な静かな落ち着いた世界。 癒されるような・・・・ サルスベリにほれられたり、行方知らずの友人が現れたり、カッパが出てきたり。 知らず知らず…
『レインツリーの国』有川浩 『図書館戦争』は面白く読んだが次作はだんだん恋愛モードが強くなり挫折。 この本は互いの歩みよろうとする二人の姿が好ましく共感する。 私自身にとっても関西弁はとてもしっくりするし。 中途失聴、難聴者さんたちの生きずら…
『姥玉みっつ』西條加奈 『モノ』小野寺文宣 どちらもよさくさく読める
『ごはんぐるり』西加奈子 食にまつわるエッセイ。 ごはんを食べること。それはキラキラをまとうこと。 「ごはん」という言葉には、何かしらこちらを漂白する「キラキラ」 が宿っている気がする。それは命のこと」
『紺碧の海』梶よう子 八丈島出身のふたりの男。 無人の島を開拓し、バードラッシュで財をなした玉置半右衛門の一念を通した熱い生き方の物語。 この本で鳥島や南大東島の開拓の歴史を初めて知る。
『レシピの役には立ちません』阿川佐和子 貪欲に美味しいが好きな阿川さんの楽しい食にまつわるエッセイ。
『八月の御所グラウンド』万城目学 京都を舞台にした二作品。 「十二月の上下ル」 女子全国高校駅伝の方向音痴のピンチランナーを助ける新選組? 表題作 真夏の草野大会の謎の助っ人の面々。 帯にある 今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない その通り…
『月下美人』滝沢志郎 先駆者たちの苦労と志がしのばれる。
『銀河の図書室』名取佐和子 高校の図書室で活動する宮沢賢治を研究する同好会、イーハトー部の青春そのもの。 賢治リスペクトとほとうのさいわいを求め苦悩する仲間たち。ほろ苦くで温かい。
『矢上教授の十二支考』 守谷明子 学生の夏休みにぴったり。 干支に守られらた街もいい。
『東京くだる坂のぼる坂』ほしおさなえ 坂のある町が好きで坂のある町に引っ越しを繰り返していた別れた父。 遺書にまで転居先の坂の町の名を残していた。 そんな父の足跡を巡る主人公の思いと父の坂への思いを探す旅が始まる。 東京コトリップのような坂名…
『軽いノリノリのイルカ』又吉直樹 満島ひかり 満島ひかりの回文を又吉直樹がショートストーリに。 面白くで綺麗な1冊の本。
『海岸通り』坂崎かおる フツーって何だろう。普通のことが人によって異なるんだものね。 自分のものさしがわからなくなる。
『うまいダッツ』坂木司 ゆる~い部活の喫茶部。その中のおいしくて部員を思い遣るおやつ部の部活動のお話。 青春してるなって感じでいいな。 お菓子のうんちくも面白い。
『死ねばいい!』保坂祐希 夫と離婚後。後期高齢者になり孤独に暮らしていた主人公に訪れた予期せぬお客。 こういうことがあるかもしれない。 元夫の最後のプレゼント、いいな。こういう出会いや関係があるかも。
『図書館のお夜食』原田ひ香 作家の蔵書を所有する施設図書館の職員の本にででくるまかない食のお話。開館時間はなんと午後7時から12時までの夜の図書館。 どれもおいしそう。
『夜空に浮かぶ欠けた月たち』窪美澄 傷つき生きずらさを抱えた人たちに寄り添いエールを送る物語。 心を休ませ、時にはだれかにたより、ゆっくり、ゆっくりすすんでいけばいいと・・・・ 心
『縁結び仕り候』辻井南青紀 結婚奉行となった同心の活躍物語。 夫婦の愛情や人との絆が描かれれており、妻は強し。 お前様が信じた道は、わたくしの信じる道です。
『魂の歌が聞こえるか』真保裕一 新人バンドを売りだすレコード会社の若き社員。 魂のこもった歌にひきつけられるが、次々に難題がふるかかるミステリー。 目が離せなく面白かった。
『墨のゆらめき』三浦しをん ホテルマンと書家の一期一会。ふたりのとりあわせが面白くたのしかった。 書とは 白と黒、直線と曲線のあわいが生み出す、不思議な宇宙。 紆余屈折して書家となった遠田さんの書、みてみたいものだ。
『ザ・ミッション』堂場瞬一 大リーグ好きの食品メーカーの広報部員、三上は突然球団広報に出向を命じられる。 元大リーガーの石岡の広報担当を任され、秘密のミッション1が課される。 その奮闘ぶりが描かれる。 三上の大リーガーフリーク、人柄が好ましく…