徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

本のこと

義肢装具士は神様と同じことを試みる

『神様にはまけられない』山本幸久 義肢装具士を目指す三人三様の姿を描く。この方の小説は読みやすい。 踏ん張って頑張って夢に向かっている姿がまぶしい。 ハウツー本ではないが、装身具の製作実習場面のところイラストがあればなあと思ってしまった。知ら…

大きな木

『始まりの木』夏川草介 挿画がいせひでこであるせいか、『大きな木のような人』を思い浮かべながら読んだ。 大きな木に畏怖の念を持ち神と手を合わせてきた人たちの心の有り様を探る。 いいな。「旅の準備をしたまえ」という言葉。

大岡裁き

お 『悪玉伝』浅井まかて 史実であるとは・・・・ 大坂で一件落着した商家の跡継ぎ問題がお江戸でまた裁かれる。 洒落で粋な大坂商人が牢獄までおちる。 吉宗や大岡越前が出できての大岡裁き。 見る角度をかえればどちらが悪玉がわからなくなる。 読後感はす…

大切な何か

『あとを継ぐひと』田中兆子 しみじみとした短編お仕事小説。 「見る角度を変えてみると思わぬ発見がある」 「自分の大切な何かをたくしたい」 私に大切な何かや託したい想いなどあるのか?

すかたん

『すかたん』浅井まかて 表題のとおり、大阪舞台で活気があり面白かった。 私もすかたんだらけだ

美しい落陽

『落陽』浅井まかて 三流新聞の記者たちが、明治神宮造営という国家フロジェクトを通して明治天皇とその時代を描く。 天皇の徳、恩を想い神宮の森を150年後を見据えて造営する。 そして現在110年ほど、まさに都会の杜となっている。 明治を生きた人た…

美味しいものを食べたい

『ヒソップ亭』秋川滝美 美味しい名酒と素材を生かしたお料理を指す旅館の食事処を舞台に描かれる。 美味しい本。 大きな目標を達成するには、日々の 積み重ねが大事 おいしいものを食べれば、人は優しい気持ちになる

いいものはいい

『こちら文学少女になります』小嶋陽太郎 真っすぐに本音を語る新人編集者の奮闘と過去のトラウマをうまく描いた作品。 「いいものはいい、悪いものは悪い」はっきり言えると傷つくことも多いだろうが、生き方としてはすっきりする。

ひとりの修羅なのだ

『かなしみはちからに 心にしみる宮沢賢治のことば』斎藤孝 まことの幸い、みんなの幸いを一途に思っていた宮沢賢治。 美しいことば、強いことばの数々が集められている。 表題は書簡から取られた。 かなしみはちからに、 欲はいつくしみに、 いかりは智慧に…

海うそ

『海うそ』梨木香歩 丹念に、丹念にフイルドワークで訪れた遅島の様子が綴られた前半。 そしてその五十年後。 架空の島なのに、ノンフィクションのような作者の想像力の豊かさに圧倒される。 深い喪失感を抱きながら島を訪ねた主人公。その喪失感は五十年後…

アンマーとぼくら

『アンマーとぼくら』有川浩 久しぶりに有川浩読んだ。 義母と亡き父の思い出をたどる三日間の旅。 美しい沖縄の海と空。義母の優しさと父子に捧げる愛情。 綺麗な物語だった。 リョウが竜馬だったとは・・・・ 父親像も坂本竜馬をイメージしてつくられたの…

慧眼

『慧眼』本城雅人 プロ野球のスカウトたちの駆け引きを描いた6作からなる連作短編集。 主人公、堂神の慧眼ぶり。まさに名は体を表す。 おまえの人生だからおまえがやるしかない そういうふうに、主人公も生きてきたんだな。 『水やりはいつも深夜だけど』窪…

火災調査官

『火災調査官』福田和代 火に魅せられ、火災調査官となった東が連続火災の犯人を追う。 火災の現場には、ダ・ヴィンチの模写絵と百人一首の歌。 面白くてページをめくる手が止まらない。 所詮、人間の理解なんて、そんなもの。 自分が見たいと思うものしか見…

枇杷の木がある家

『うつくしが丘の不幸の家』町田そのこ 同じ家に住んだ5つの家族の物語。 それぞれの家族が夢や幸せをつかむため家を求める。 最初に住んだ住人が植えた枇杷の木。そして枇杷の木が成長した後に移り住んだ家族。 しあわせは人から貰ったり人から汚されたり…

ダービー制覇

『あかりの牧場』本城雅人 競走馬、キタノアカリの生産者、調教師、騎手が一丸となって、夢のダービーを制覇するまでを描く。 夢のある物語っだった。 夢をあきらめないで持ち続けていればその先には明るい明日がある。

サクセストーリー

『メイドイン京都』藤岡京子 資産家の跡継ぎだった人と結婚するため仕事をやめ京都に来ることになった主人公。 ところが、結婚は、親戚との関係やしきたりや変わってしまった婚約者としっくりいかなくなり破談に。 それでも、Tシャツに刺繍をするというもの…

レクイエム

『永遠のおでかけ』益田ミリ 父に対する想いを綴ったレクイエム。 悲しみには強弱があった。 まるでピアノの調べのように、 わたしの中で大きくなったり、 小さくな ったり 大切な人が永遠のおでかけを与儀なくされる時がくる。 1冊まるごと作者のレクイエム。…

美しい絵のような・・・

『<あの絵>のまえで』原田マハ 有名な絵のまえにたたずみ新な一歩を踏み出す人たちを描く6つの短編集。 それぞれの物語が絵のように美しくきれいな終わり方をしている。 一生懸命に生きていても、いつのまにか一人で人生の脇道に一人で佇んでいる、そうい…

さのよいよいっと

『さのよいよい』戌井昭人 面倒なこといやなことを踊りとお不動さんの護摩焚きに燃やして生きてきた祖母の信心を描いた小説。 自分の人生、自分で踊るしかないか。 護摩焚き、御利益ありそうな。

お好み焼屋さんから始まる

『SOP大阪遷都プロジェクト』増田晶文 昭和の大阪遷都構想の秘密資金を探すために、けったいな仲間が集まる。 途中から読み進めずらかったがなんとか読了。 大坂人の心意気みたいなものが感じられた。 お好み焼屋さんから始まるとは、『プリンセストヨト…

いいな この装丁

『聡乃学習』小林聡美 エッセイ集 この装丁いいな! 著者ではないが、皆さまお健やかに。 ち この装丁いいな。

あとがき最高

『ぱくりぱくられし』木皿泉 エッセイ集である。 本編よりもあとがきが好きだ。 あとがきのあるものは、あとがきから読む。 あとがき最高。 みんなの幸せを願うのが、自分自身が幸せになる一番の早道、 今、苦しい思いをしているあなたへ、それは永遠には続…

お母さんあっぱれ

『通夜女』大山淳子 どんな展開になるのかわくわくしながら読んだ。 主人公のお母さんがあっぱれ。 日々是前進。

命の樹

『移植医たち』谷村志穂 眠る間をけずり、命を救うことだけを想い働く移植医たちの姿を丁寧に描く、渾身の物語。 まだ実験段階であった臓器移植。 その先駆者たちの苦悩や地道な努力が人の命を助ける。 臓器移植とは、まさに「命の樹」 命の樹という表現が用…

江戸時代にトリップ

『ちょちょら』畠中恵 新米江戸留守居役の奮闘ぶりを描いた時代小説。 わが身を優先するのではなく、藩のこと、周りの人のことを慮って動く心優しい主人公。しくじっても、めげず次の一手を考える前向きな強さを持つ。 いつの時代でも折れない心の強さと他を…

なが~いガイドブック

『ひとり旅日和』秋川滝美 サクサク読めて名物満載。 旅に出たくなる本。なが~いガイドブックのような。 人見知り度そんな高くないような。 自分とういうもの持ってる主人公だし、変わりたいという気持ちがあれば・・・ 少しずつ変わって(成長して)いけれ…

どんな物語を描くのだろう

『ティンホイッスル』中江有里 作者が女優で書評もしていることだけ知っていた。 どんな物語を描くのだろうとの興味で読んでみた。 人には支える人と支えられる人がいる なんだかこのフレーズが印象に残った。

風かおる

『風かおる』葉室隣 「そうだ。わたしたち はよい風にならねばならぬ。この世によき香りをもたらす風にならなければいけないのだ、とわたしは思う。」 どのような悲しい思い出も乗り越えていかねばならない。 風がかおるように生きなければ。 この文章にこの…

食事の記憶

『まずはこれ食べて』 原田ひ香 ベンチャー企業のやとわれ家政婦、みのりの料理はどれもおいしそう。 みのりにとって、食事の記憶は孤独 や悲しみ、絶望と近い場所にある。せめて自分は他の人を、食べることで悲しませたくない そういう想いをもつみのりの料…

文字だけで世界を構築できる

『食っちや寝て書いて』小野寺史宣 最初は面白くないなと淡々と読み進めていたら、若手編集者、井草菜種が登場する章は面白い。 結局、主人公の作家が書いている文章を読まされていたんだな。2重構造になっているのか。人は「食っちゃ寝て書く」「食っちゃ…