徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

本のこと

1日1捨

『1日1捨』すずひ なかな断捨離がすすまない。 この本の中身のようにはいかないが、1日1捨ならできそう。

銀の雪

『八月の銀の雪』伊予原新 五つの出会いの美しい物語。 それぞれが深遠であり、人と出会いによって人生が救われていく。 地球の核や深海、一ミリにも満たない世界、十万年かかる放射性廃棄物の処理。 深くしみじみとした科学と人との癒しの物語。 表題からし…

言の葉

『猫のお告げは樹の下で』青山美智子 装丁か美しい。 タラヨウの葉に書かれたお告げの言葉。 ひとつの言葉が人の人生を切り開いていく、ほっこりする物語。 言葉には言霊がやどるという。 言の葉を、お告げの言葉を大切に。 『』

『渦』大島真寿美 人形浄瑠理璃に魅せられ立作者、近松半二を描く。 道頓堀の人形浄瑠璃、歌舞伎、芝居を取り巻く人々、歴史に名を残した人々をも含め大きな渦の中から話を紡ぎだす。 判二も大島真寿美自身もそうなのだろう。

破天荒

『破天荒』高杉良 知らずに読んでいたら、急に作者が出できて驚いた。 豪快で大胆な石油化学界の業界紙の記者の話かと思っていたら、ご自身の一代記。 力作。 破天荒の本来の意味は故事成語から、「今まで人がなしえなかったことを初めて行うこと」らしいの…

剛い心

『剛心』木内昇 孤高の建築家、妻木頼黄の物語。 一本筋の通った人。力作。 熱い想いが伝わってくる。

卒婚

『終わった人』内館牧子 エリート銀行マンの定年後の悲哀を描く。 主人公の妻の言葉に感心。 長く一緒にい縁おブツッと叩き切ったら、私の気分が悪いもの。今後介護やあなたの世話をする気はない。でも、離婚という形はとりませんから 卒婚は籍を抜かずにお…

おはようおかえり

『おはようおかえり』近藤史恵 大坂で七十年続く和菓子屋の二人娘、梅子とつぐみのお話。 梅子は名前のごとく梅の実のようにぼとんとその場に落ち、店を継ぐ。 2歳ちがいのつぐみはつばさが生えたように夢があり、やりたいことがどんどんでき前向きに突き進…

私の人生はどこか欠けている

『いるいないみらい』窪美澄 家族のかたちを模索する人たちのやさしくて切なくもあるやさしい想いが詰まった5つの物語。 最後の物語で主人公はいう。 私の人生はどこもか欠けていない。パンノように膨らんで甘い香りを放っている。 と。 夫婦ふたりでも満ち…

品格のある衰退

『すぐ死ぬんだから』内館牧子 外見磨きに気合と努力をし、いつも美しく装う78歳のハナ。 そのハナをいつも褒める夫。仲のいい夫婦で優しい夫だな思っていたら、夫が急逝。 そこから物語は急転。 意外な展開に・・・・・・ セルフネグレクトなる言葉を初め…

もしゃもしゃの神さま

『神さまのいうとおり』谷瑞恵 言い伝え、おまじない、風習。昔ながらの大事な日常の暮らし。 うまくいかないのは自分のせいだからと思い込んでつらくなるより、 「物事は目に見えない世界と密接につながっていて、自分ではどうにもならないことがたくさんあ…

熊八さん最高

『万事オーライ』植松三十里 別府温泉を日本一の温泉観光地にした油屋熊八の生涯を描く。 この人、アイデアマンでなおかつ行動力がある。 最初は読みすすめるのにもたついた。が、だんだん筆致に勢いがあような・・・・ 熊八さんに釣られさくさく読めおもし…

イマジン?

『イマジン?』有川ひろ ひさしぶりの有川さん。 名前がひらがなに改名されてたとは。 念願の映像制作会社でアシスタントできるようになった良井。 「知恵を絞って想像し走って仕事をし、裏方に徹する」 さくさく読めて、読後がすっきり。

扉をひらく音

『その扉をたたく音』瀬尾まいこ 29歳、ミュージシャンの夢を捨てきれないまま、ニートで踏み出せないままでいた青年。 演奏に訪れた老人ホームでサックスの音に引かれ、人生が動き出す。 サックスとウクレレの音、そして親しくなった入所者のばあさんに背…

ホータロー

『いまさら翼といわれても』米澤穂信 シリーズものだとはつゆ知らず読み始める。 ホウタロウの理詰めに物事を考える高校生の姿に関心する。 何事にも積極的に関らないことをモットーにホウタローの生き方が不思議な描かれ方をしていると思った。が、ホータロ…

歳三さんがいない

『火影に咲く』木内昇 幕末の京を舞台に志士と想いを交わした女たちを切なげに描きだす短編集。 志士ではないが沖田総司が描かれているのに、土方歳三がいないのは残念。

本の力

『お探し物は図書室まで』青山美智子 司書さんが選書してくれた+αの本がそれぞれの生き方を後押ししてくれる。 不思議な力のある司書さんとその人がつくる羊毛フエルトの付録。いい図書室だなぁ。 本の持つ力を感じる優しく温かい小説。 今度はデビュー作を…

明日がある

『おっぱいエール』本山聖子 若年性乳がん、発症するときついだろうな。 私自身は末っ子が10歳だったからまだよかったけれど、それでも、喪失感というものを味わったし、20数年たった今でも、リンパを取った部分がしびれたりする。 ガンの発症率はどんど…

『風』青山 七恵 中身の話より見返しの短編がベスト。 旅から帰ってきたら家が無くなっていた。それと、いままでの置き引きや落とし物をしたことなど、災難にあったことを両親や祖母に報告すると「贅沢なことをいうんじぁない。それはおまえがおまえの人生を…

会津 什の掟

『ある男』木内昇 7編からなる、ある男たちの物語。 会津の民のために奔走した元見回り組の男の物語、「道理」が一番。 この男は言う。 「力に力で抗すようなこたぁ、俺は好かねぇのだ。争いごとにならねぇよう知恵を絞るために、俺たちは天からおつむりっ…

タイムトラベル

『ばあさんは15歳』阿川佐和子 孫娘とばあさんが昭和時代にタイムトラベル。15歳のばあさんに出会う。 ばあさんの過去の過ち、後悔を時を超えて修復する。 孫は自分の道をみつけ、コロナ禍が収束してるであろう2023年で幕を閉じる。 面白い趣向の小…

怪しい鍋

『厨師、怪しい鍋と旅をする』勝山海百合 怪しい鍋を持つ厨師(料理人)が料理の腕を磨きながら旅をして怪奇事件に出会う摩訶不思議なお話。 おいしい出汁をだす鍋だが料理をしないと空腹になり人や動物を襲うというふしぎな鍋。 怪しい不思議な世界に引き込…

旅するスーツケース

『スーツケースの半分は』近藤史恵 フリーマーケットで買われた青い皮のスーツケースをめぐる九話のお話。 それぞれの想いをスースケースに詰め込んで人は旅をする。 七話の月とざくろが良かった。 さくろを食べる感覚を人生にとらえているとこが。 生きてい…

竹林の風

『竹林精舎』玄侑宗久 この作品が、道雄秀介の『ソロモンの犬』の登場人物のその後の生き方を描いたものだとは・・・・・ そいいう形の小説が作られるとは・・・・ あとがきを読んでびっくりした次第である。 竹林のさわさわした風に吹かれて風になりたい。

いのち華やぐ

『いのち華やぐ』瀬戸内寂聴 寂聴さんは昨年11月に99歳で旅立たれた。 これは35年ほど前のエッセイであるが全然古びてなく、今でも心にストンと沁みてくる。 生きている限り、いのちを極限に押し開いて生きいるというもので、むしろ生命の賛歌であった…

光炎の人

『光炎の人』上・下 木内昇 電気や無線技術魅せられた貧しい農家の少年が、独学で苦労しながらも知識を吸収し技術改革をするサクセスストーリーだと思って上巻をなんとか終える。 下巻はなかなか進まず、とばしとばし・・・ 純粋に自分の技術を追求し無線の…

トリカゴ

『トリカゴ』辻堂ゆめ 無国籍者、幼児監禁、虐待、誘拐、取り換え殺人などなど、問題提起の多いミステリー。 悩みながらも自分の正義を貫き通す主人公、女性刑事がいい。 世の中に完璧などない。同様に、完璧な人間もいない。 不完全な人間同士が、不十分な…

阿川さん、いいね!

『アガワ家の危ない食卓』阿川佐和子 危ない食卓だけど、いいですね!

初志貫徹

『白光』朝井まかて 明治時代。 この時代に近代的な強い自我を持ち、絵師になるという志を理解ある兄たちに支えられ初志貫徹し、日本初ノイコン画家になった山下りんの生き様を描いた物語。 信ずる道を行けよ、励めよ。 死なば死ね、生きなば生きよ。 くじけ…

青空に向かう

『青空と逃げる』辻村深月 事情があり逃避行をする母子の物語。 暗い話が明るく感じられるのは、そこに青空がいつも広がっているからか。 それぞれの地で心優しい人たちと巡り合い辛さをかかえながらも生きていく。 背負うものがある者は強い まさにその通り…