徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

本のこと

うき世櫛

『うき世櫛』中島要 女髪結いとけなげに修業する若い弟子。 天保の倹約令が出て贅沢を戒め髪結いを取り締まる厳しい時代の中で 女を幸せにしたいと奮闘する姿がいきいきと描かれている。 筋の通った強くて逞しく優しい髪結い師の物語。

楽しい

『わたし、定時で帰りますーハイパー』明野帰子 2作目とは知らずに読んだが、クライアントのブラック企業との闘いを赤穂浪士の討ち入りになぞらえたエンタメ作品。働き方改革ともに時代にマッチしている。 楽しくてサクサク読める。

人生って不思議

『愛という名の切り札』谷川直子 結婚の形を問う小説。 当たり前のように結婚し家庭を築いてきた百合子の想いに共感できる。 百合子の娘は結婚にメリットなしと言い切る。 夫に不倫され離婚をせまられるが、それを拒む梓。 梓と百合子の想いが交差する。 百…

混沌

『百年泥』石井遊佳 ようわからへんかったけど、発想が面白い。 百年に一度の大洪水。悲壮感もなく、ただただ混沌としてエネルギーがある。

新しい星

『新しい星』彩瀬まる 学生時代の合気道の部活仲間、男女4人の喪失感や生きずらさ、その一人の死を通しての人を想うやさしさを描く。 それぞれが抱えた問題を、理不尽を不安を人と分け合って耐える 苦難は新しい星がやってきたと思えばまだ耐えられるかも。

白野真澄

『白野真澄はしょうがない』奥田亜希子 名前は体を表すという。 希望や願いを持って親は子供に想いを託す。 5人の白野真澄の物語。 生きずらさを抱えつつみんな生きている。 少しでも前向きに。 同姓同名の人が一同に集まればどうなるだろう。

揺らぎながら進む

『縁結びカツサンド』冬森灯 パン屋さんコテンに集う人たちの心がほっこりする物語。 いい仕事ってさ、いいメシが作るんだよね 人間も まっすぐ目的に突き進むのも、揺らぎながら進むのも 機械で引いた線とフリーハンドの線 味わいがあるのは少しゆがんでる…

物語を紡ぐ。

『残された人が編む物語』桂望実 この物語は人を悼む祈りのような物語。 喪失感を持ちある人の生きてきた証を残す物語りを紡ぐ。 今ある人も自分の人生の物語を紡いていく。 生きていくとういことはそういうことだと思える。 構成も面白かった。

背中を押してくれる

『今はちょと、ついていないだけ』伊吹有喜 負け組、勝ち組という言葉がある。 本書は今、不運にみまわれ、ちょっとついてない人たちを応援する、背中を押してくれる人生の敗者復活戦物語。 今のお気持ちで続けていったら、きっといい方向に進む。 あきらめ…

交換ノート

『お医者さんとお花屋さんのまいにち交換ノート』椹野道流 交換ノートなんで懐かしい。 てっきり女性同士でとなんとなく思っていたら・・・・・ 季節ごとの行事を大切に相手を思いやる素敵な日常の暮らしが綴られている。 幸せの記録である。 美味しい食べ物…

甘いもん。

『京大はんと甘いもん』藤井清美 サラリーマンの櫻馬が祖父の京大生時代にタイムスリップ。祖父本人として暮らす。 個性あふれる下宿先の面々と京の美味しいお菓子とその歴史。 じいちゃんの想いを汲み奮闘する。 楽しくて美味しく自分を見つめなおす、タイ…

会いたい

『鈴の神さま』知野みさき 鈴の神さまが見える、会えるということは素晴らしいことだとつくづく思う。純真な心を持つ、優しい人の証明にほかならぬ。 ほんわかしたいい物語だった。 鈴の神さまの純真、無垢な人柄(神柄)ゆえか。 私も会いたい。

りんごひとつ

『飛び立つ季節 旅つばくろ』沢木耕太郎 ルポライターの国内の旅のエッセイ 大きな事件などなくても旅に出ることで心の揺らぎ、ときめきがある。 それが歩きの旅でも。再訪した場所でも。 りんごひとつを持って出かけたいものである。

きときとときめき?鉄道旅

『きときと夫婦旅』椰月美智子 児童小説家だと思っていたら、大人向けの作品も書かれれたのだ。 冷戦状態の夫婦が家出した息子を富山へ連れ戻しに行く、リアルロードムービー。 鉄オタでなくとも、富山に行きたくなるような話でした。 この息子がしっかり自…

書店員

『昼田とハッコウ』山崎ナオコーラ 街の本屋さん、アナロワ書店の3代目のハッコウといとこの昼田が書店の危機に取り組む物語。 書店の裏話や紙媒体の危機など書店員を含め書店愛満載。 シビアな生い立ちの昼田と引き籠もりぽいハッコウ。 みんな自分の人生…

ひとりはチームのために

『ノーサイド・ゲーム』池井戸潤 面白かった。 社会人でもスポースマンでも私利私欲を追求する人はつぶれる。 「納得のいかないものとは徹底的に戦う」という流儀をもった君嶋は素敵だ。 「ひとりはチームのために、チームはひとりのために」 ラクビーの精神…

幸せ度

『ブータン』阿川佐和子 ブータンというあだ名をつけられられた少女は、ブータンという国が世界で幸せ度の高い国であることから、自分も世界で一番幸せにならなきゃと思い逆境に負けることなく強く明るく生きていた。 信じてくれる人がいる。一言の重みを感…

ブラックな

『裏家電』嶋戸悠祐 ブラックな家電量販店のミステリー。 面白かった。いい終わり方で良かった。

想いを込める

『零から0へ』まはら三桃 新幹線開発の歴史を熱く描く物語。 こんな日本人の想いが込めれれているとは知らなかった。 美しく安全な希望の乗り物。 こだま、ひかり、のぞみ、ぞれぞれ想いが込められているような・・・・

灰さようなら

『きりきり舞いのさようなら』諸田玲子 一九一家の大騒動。面白可笑しい人情話。 自分の生前葬まで資金集めにやる逞しさや人を想う気持ちにあふれている。 めでたしめでたし。灰さようなら。

涙をなくした君に

『涙をなくした君に』藤野恵美 高圧的な父を持ち崩壊してしまった実家との確執に悩むカウンセラーの話。 死をもってすべてが浄化され新しい出発をする、美しいラスト。 めぐる季節の美しさ、花をめで慈しむ心、流れる涙が再生をつくる。 この父親は子供の苦…

一期一会

『月曜日の抹茶カフェ』青山美智子 一期一会の出会いが運命を変える。

熱き想い

『修羅奔る夜』伊藤潤 青森のねぶた祭。そのねぶたを作るねぶた師の熱い思いを描く。 ねぶたに懸ける熱い思いがほとばしる作品。 ねぶた祭は画像でしか見たことがないけれど、勇壮できらびやかで激しい。 みんなで協力しつつねぶたを制作する熱き想いがあふ…

温かい鍋

『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』彩瀬まる 食にまつわる優しい物語。 悲しい思い出のパンや温かい心をもたらすシチューなど人それぞれに思い出や元気の素になる食を描く。 食べてさえいてば、生きることに繋がる。 それが、温かく心のこもった食品であれば…

信じよう

『ネンレイズム・開かれた食器棚』山崎ナオコーラ 2作品集 「ネンレイズム」年齢愛好家の高校生が68才という年齢を公表しそれにふさわしい行動をしょうとする。主義、主張を持った女子高生の話。 自分の道を見つけられて良かったと思う反面、編み物教室で…

乗りかかった船

『乗りかかった船』瀧羽麻子 中堅造船会社、北斗造船に勤める人たちの人事の悲喜こもごもを描く。 希望する職種につけなくとも、そこで力を発揮する人、ステップアップする人。左遷させられる人。それでも同じ船に乗る(造る)仲間として温かく迎えれられ、…

流れる水

『水を縫う』寺地はるな 生活力ない別れた父、仕事熱心でうまく愛情を表せない母、 かわいいものを苦手とする真面目な姉、優しい祖母、刺繍が好きな清澄。 流れる川のような爽やかな感じに仕上がっている素敵な家族の物語。 姉の為にウェディングドレスに流…

買い物難民

『うちの父が運転をやめません』垣谷美雨 表題通りの問題を解決する心温まる家族小説。 落し所は買い物難民を救う移動スーパーと都会に住む息子の早期退職と実家に戻った 息子の第2の人生の始まり。 人の役にたちたいという想いが人生の生きがいや自分の慰…

面白い

『ミカエルの鼓動』柚木裕子 目の前の命を救う医師。院内での権力争い。 天才外科医でも妬みから逃れられず苦悩するとは・・・・ 人生の意味は自分が納得できるかだ。結果がどうであれ、自分が決めたみちなら後悔はない。 面白く読了。

生きる力、生きていく力

『避難所』垣谷美雨 東日本大震災時の津波の様子から避難所生活を抜け出すまでを3人の女性を主軸にして詳細に描く。 女性たちの心理描写がリアルで興味深い。 そしてしなやかに逞しく描かれている。生きる力、生きていく力がこの女性たちにはある。