徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

本のこと

イタリアンの申し子

『食堂メッシタ』はこよなくイタリア各地の料理を愛する料理人、蘇芳満希の物語。 美味しい料理の数々とそれに人生を掛けた満希の生き方を描く。 思わず、よだれが出そう。

継続は力なり

『彼方のゴールド』大崎梢 スポーツの舞台裏に飛び込む新米雑誌記者の物語。 この主人公は新米記者とは思えぬ仕事をしているように思うが・・・ スポーツ選手にかかわらずどんなこともあきらめず、続けていくこと。 「継続とは力なり」の物語。

祈りを捧げる

『これからお祈りにいきます』津村記久子は面白いシチュウエーションの小説。 2作品からなるお話。 どちらも優しい男の子といっても高校生と大学生が主人公。 大切な人のために祈りを捧げる純粋な行為が幸せを運んでくれる。それが大切な人だけでなく自分自…

コロリとコロナ

『馬琴の嫁』は馬琴の嫁としてその一生を捧げた路を描いた小説。路の奮闘記。 最後は当時、江戸に蔓延していたコロリで亡くなる。 この新型コロナ蔓延時に、この一文を読んで、コロリとコロナが1字違いだなんて。 どんなに文明が発達しても感染症にはなかな…

流沙

何十年がぶりに、家にあった本を読んだ。 井上靖は好きな作家。 クシャン王朝を専門とする考古者とパリの住むピアニストが結婚。 それにまつわる愛の葛藤を描く。 舞台はトルコ、イラク、パキスタン、パリ、イタリア、日本を駆け巡る。 そのたびにググル。 …

残念

『終の信託』は尊厳死、安楽死をさせたと訴えられた医者と検事の攻防を描く。 面白く読みはじめたものの、消化不良。 残念な終わり方だった。

うまいわ~

高峰秀子『台所のオーケストラ』を読む。 表現力が豊かでびっくり。 女優さんしか知らなかったがエッセイストでもあったとは。

だまされました

『名前も呼べない』にはだまされました。というか読みが甘かった。もともとどんな作品でも読みが浅いのだが。 恋人は上司だと思っていたのに、その奥さんだなんて、 重い過去を持つ主人公だけれど。まあ表現は悪いけどだまされました。 表題作より一緒に収録…

仮の希望

『希望(仮)』花村萬月。この方は初読み。 東大の入試を受けるために早めに上京した幸司。たまたま山谷で出会った手配師の名刺をると受験中に触っているとカンニングと疑われ失格してしまう。 家にも帰れず手配師を頼り、福井の危険極まりない原発建屋の点…

安積班

『道標』は刑事小説。 安積班長はまっとうな正義を守る刑事の鏡でありいい上司に描かれていいる。 中身の濃い小説。警察を扱っものに面白いもんが多いな。 信頼する、見極める、言うだけのことはする、不屈の精神、そして仲間意識。 これがあればどんな組織…

姥捨て山繁盛記

『姨捨て山繁盛記』はダム建設計画と過疎と高齢者問題と水没予定地域にある日本一のワイナリーが登場する盛りだくさんの面白い小説。 介護、生活保護、年金、離婚、『DRY』は女が堕ちていく様をリアルに恐ろしく描く。 表題どおり心も体も無味乾燥していく怖…

それでも空は青い

『それでも空は青い』は7話の短編集。 題名に惹かれて読んだ。 そのうち4話はほのぼのしていて良かった。 以外なシチュエーションがあり、え~というような展開の「あなたによく似た機械」があったりして統一感がなさそうな気もしたが、どんな日があっても…

劇場 激情

『劇場』を読む。 恋愛小説. 売れない劇作家と暮らす沙希さん。 すごく偉いな。何の見返りも求めず、気難しそうな劇作家の永田と暮らす。それが愛なんだな。読んでいてなんか切ない感情が随所にほとばしっていた。 表現者の苦しみやそれでも夢を追い求める姿…

踏んだり蹴ったり

『いかれころ』とは踏んだり蹴ったりとか頭が上がらないとかいう意味の河内弁だそうだが、私はこの言葉は知らなかった。 それでもこの小説には郷愁みたいなものを感じる。 私が大坂出身のせいか。 4歳児の視点で描かれているには驚く。 このころの4歳児っ…

さいはての家

『さいはての家』はこれまでの人生を捨て逃げてきたっぽい人が住む家をめぐるユニークな作品。 「行き詰って逃げた人ってたくさんいるんだ」という大家さんの言葉にはなんか説得力があっていくらでもやり直せるんだと思わせる。 なかなか、面白い話がつまっ…

最大の問題作

『終の盟約』は重たいテーマの作品だ。 だれもが老いる。そして死を迎える。 終の盟約を結ぶことができれば、終末期においては非常に安心に違いないとは思う。 いかんせん医師に知り合いは」いないし・・・

再生の旅

孤独を抱えた主人公が高校時代のに孤独を分け合った友人と再会する。 うまく構成された物語だ。 人はいつでもやり直せるし羽ばたける。

お弔い

『お弔いの現場人』を読み始めたら、実家から伯母が亡くなったとの知らせあり。 伯母といえどあまり親しくなく、高齢で大往生だったので、私自身はお見送りをしたという気持ちだった。でも家族にとっては、永遠の別れ・・・・ 自分自身も老境になり自分のお…

面白い本

『原ノ内菊子の憂鬱なインタビュウー』大山純子 大坂弁炸裂でおもろく楽しくそしてほのぼのしていてなかなか味わい深い。

ワーカーズ・ダイジェスト

『ワーカーズ・ダイジェスト』津村記久子 31歳、同姓、同じ誕生日の男女が仕事の打ち合わせで出会う。 その二人の男女の仕事、恋愛、人間関係をたんたんと描く。 また、どこかでこの二人は出会うのだろうなとおもいつつ読み進める。 が、なかなか出会わな…

変化朝顔

『菊花の仇討ち』は変化朝顔栽培が生きがいの同心を主人公。 その主人公をとりまく花を愛する人達が織りなす人間模様を描く。 物語より、無知な私は、変化朝顔なるものを初めて知りました。 花 を育てるのは簡単ではあるけれどそれ以上に慈しむのは難しいの…

豆子

『可愛い世の中』は、まめまめしく働く人生になるようにと名ずけられた豆子さんが主人公の物語。 前向きに努力して社会参加をしたいと考える人。女子力ではなく人間力があるというのか、ひたすら前向き。 ごぼうの香水、おもしろいかも。

インテグリティ

『天使はここに』を読む。 ファミレスをこよなく愛し、フアミレス「エンジェレス、ダイニング」で働く契約社員、真由子のお仕事小説。 つらい過去をもちながらも懸命に働く真由子。 インテグリティ(何かに心から貢献する姿勢)が高く真面目に働く。 一見、…

ステージドクター奈々子

『ステージドクター奈々子が熱くなる瞬間』は現役ドクターが綴る医療小生説。 病気の緊急の対処の仕方などの説明もわかりやすく書かれさくさく読める。 s

ホラー  どろどろ

久しぶりに坂東眞砂子さんのものを読んだ。 『葛橋』は3つのお話からなるホラー。 表題の作品より「恵比寿」いっとう面白かった。 海からきたものは恵比寿さまというにしえの漁師の教え。 海から拾ってきた龍涎香を売ろうとすることによって起こる不幸。 人…

キャロリング

『キャロリング』有川浩。久しぶりに読みました。 クリスマス倒産する子供服メーカー。離婚。誘拐。恋愛など内容が盛りだくさん。 さくさく読めて胸を打つセリフも多く、パーピーエンドで、クルスマスに読むにはみってこいの小説。若い人向け。

ここ屋

『キャベツ炒めに捧ぐ』井上荒野 美味しい総菜屋「ここ屋」で働く60代の女たちの日常を料理とともに描く。 江子さんのキャベツ炒めに込められた切ない思いや麻津子さんの一途に人を想う心や、郁子さんの亡くした息子を悼み続ける哀しみ。 それぞれ3人がい…

明けない夜はない

『夜が暗いとはかぎらない』はゆるキャラをめぐる、13からなる短編集。 どんなことがあっても夜になり、朝を迎える。 そうして日々を生きてくということを教えてくれる。 この小説で一番印象に残った言葉 生きとるあいだに、じゅうぶん大事にしたと、だか…

ごんたくれ

『ごんたくれ』は、会えば喧嘩ばかりしているが、二人のごんたくれ絵師のちょっと変わった友情物語。 本の帯に紹介されているまんま、読みごたへたっぷり。 西條奈加さん。面白かったです。 「人を乞うて、人に容れられず、それでも人を乞う 」

明るい介護

『長いお別れ』は、老々介護をつずったものなのに、明るい筆致で描かれている。 アルツハイマーの夫を自宅で最後までみとる夫思いの妻の姿は素晴らしい。 認知症を発症した時点から、自分自身や家族との別れが始まっている。