2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧
『夜明けのはざま』町田そのこ 家族葬を営む芥子実庵で働く葬祭ディレクターの主人公の友情、恋、仕事に向き合う姿を描く。 大事な人を失う喪失感、死をみつめながら、誠意を込めて送り出す人たちの思いを丁寧に映し出す。 もがきなから、喪失感をもちつつ自…
『砂時計』香納諒一 疑問を突き付けて真実にせまる。 哀しみをもちながらも折り合いをつけ生きていく刑事の姿が印象に残る。 次々と事件の核心に迫っていき面白く読める。
『山亭ミアキス』古内一絵 心に迷いや悩みを持つ人が迷い込む修業猫の屋敷。そこには美味しい料理と美しすぎるオーナーが待つ。 妖怪猫がたぶらかす。それでも迷える人は改心したり前向きになり生きていく。 面白い趣向の物語。物語に中に読者も迷い込む。 …
『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子 読解力がないせいかよくわからなかった。 職場にありがちな仕事できない人と出来る人。ままならない関係。 とにもかくにも、毎日おいしいごはんが食べられれば幸せなことだ。
『疲れた人に夜食を届ける出前店』中山有香里 ほのぼのしててぼっこり癒される。
『空海の風景』司馬遼太郎 四国遍路にあこがれて死するまでにはしたいと思うがなかなか遠く・・・ 密教もよくわからず、本を読む。 天才、空海ですら理由はあるにせよ、だんだん最澄を遠ざけるとは・・・ 信仰と政治の駆け引きなど面白く読んだ。 はるかかな…