2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧
『しあわせガレット』中島久枝 1枚のガレットが新し人生を開く鍵になる。 ガレットが食べたくなる1冊。 居心地の悪さや生きずらさはだれもが感じている。 それを上手にやりす過ごし生きていく。 美味しいものを食べながら。
『すきだらけのビストロ』冬森灯 美味しい料理は憂いを和らげる。 「ナスはすべての花に実がつくのですよ。ことを成す、にも通ずる縁起ものです。いつも祈りながら食べています・・・・・・」 この言葉が胸に残った。
今年は本物のシットーレンを丸ごと1本娘から貰った。 少しずつ味わう。 私が焼いていたシュトーレンもどきはシュトーレンパンだな。 本物はパンでもケーキでもなくドイツ菓子なのだ。甘くて濃厚。
『おでんオデッセイ』山本幸久 サクサク読める冬にぴったり小説。 実家でつくる魚のすり身の練り物を使って屋台のおでん屋を営む女性の繁盛記と恋。 美味しそうな練り物食べてみたいな。煮込むより、さっと焼いて。
ケバブの店で異国の料理を食す。ケバブは屋台で食べたことはあるが上の野菜を豆を長時間炒めた(煮込んだ)ペルシシャ料理は初めて味わう。微妙な味わい。珍しい物を頂いた。 かごのなかのケバブピザが美味しかった。 ご馳走になりました。
『競争の番人』新川帆立 公正取引委員会、審査官のお仕事小説。 悩みながらも前向きに仕事に打ち込む審査官を描く。 二人のコンビが対照的で最強、楽しめる。 今後の展開に期待。
『めざせ!ムショラン三つ星』黒栁桂子 刑務所に勤める管理栄養士が語る刑務所給食あるある。 自分たちの給食は自分たちで作っているなんて初めて知ることができた。 面白い題名にひかれて手に取った。 どんな場所であれ、食べることは生きること。美味しく…
『似非遍路』澤田ふじ子 高瀬川筋の居酒屋を営む元武家の宗因を取り巻く人々の悲哀を愛情豊かにしんみりと描く、短編集。 いつの時代にも、哀しみあり歓びあり慈愛あり。