徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

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小鳥とリムジン

『小鳥とリムジン』小川いと

ネグレクトでセックス依存症の母を持つ小鳥。親友まで、自殺で失う。

自分の心と体の傷をリムジン食堂の理夢人に出会い自分自身を取り戻しでいく姿を描く。

壮絶な過去を持つ小鳥。

なぜか読んでいていままでの作者と違うような思いがしたが・・・

 

自分の戻る場所、居場所

ほたるいしマジカルランド

『ほたるいしマジカルランド』寺地はるな

マジカルランドで働く人々の働き方の人間模様を描く。

人との距離感や仕事の向き合い方など考えせせられる。

メリーゴーランドの係の夫の退職の日に妻がメリーゴーランドからサイリウムを振って慰労する姿は微笑ましく美しい。

働いて食べて、少しの豊かさがあればいい!

来園者だけの楽しい場所だけでなく、働く人の戻ってくる場所、居場所がマジカルランドなのだ。

紫陽花の花のしずく

紫陽花が綺麗な季節。

紫陽花をみていて「紫陽花の花のしずくが落ちるころ君はもどらない~♫」

というブレーズが口につく。

だれの歌かなと思って調べると甲斐バンドだった。「あの日からの便り」という題すら忘れていたが、

懐かしくて今日は甲斐バンドの歌ばかり聞いていた。

やっぱりいいな!甲斐バンド、歌詞と声が沁みる。

夜を歩く

いつか月夜 (角川春樹事務所)

『いつか月夜』寺地はるな

会社員の實成は、父を亡くした後、得体のしれない不安「モヤヤン」に取りつかれるようになった。

その時は気持ちを紛らわすために夜の散歩に出る。

そんな夜に散歩仲間が加わっていく。

みんなそれぞれ問題をかかえながら譲れないものため夜を歩いていく。

いつも月夜ではないけれど。

實成くんは名前の通り誠実で人を想いやる心やさしい人。「善く生きろ」とういうことを考えている。

 ほぁっとした優しい物語。

わたしのさびしさはわたしのもんや

自分の想いを飼いならして生きていこうと思わせる。

すご~い虎屋さん

和菓子を愛した人たち

『和菓子を愛した人たち』虎屋文庫

老舗の虎屋さんが、歴史上の人物が愛した和菓子を丁寧に紹介した本。

文学にも造詣が深く驚きの本だった。

自分自身が知らなさ過ぎただけだけど。

 

ワインで乾杯!

月のぶどう (ポプラ文庫 日本文学)

『月のぶどう』寺地はるな

ワイナリー経営者の母を持つ双子の姉弟。

姉はしっかり者で弟は逃げることばかり考えていたが、突然母が急死。

二人で後を継ぐことを決意する。

弟の歩は仕事覚えもあまりよろしくないが、人一倍、人の想いがわかる優しい人間だと思う。名の通り少しずつ歩んで行く。怒られつつも一生懸命に取り組む。

 姉が歩の友人と結婚。ぶどう畑の人前結婚シーンは圧巻。

歩が姉や友人をよく理解していて素晴らしい。

読後感がいい!

ワインで乾杯すると祝福が喉を通り抜け幸福に変わる。

 

 

 

まずは寄りかからず

わたしたちに翼はいらない

『わたしたちに翼はいらない』寺地はるな

中学時代のいじめや母の支配など、人間のエゴがむき出しで都合のよい解釈をするゆがんだ人間関係の描写は読んでいて辛く苦しくなる。

中学時代のいじめから「翼はいらない」とまで決心させる。

高く飛翔するものは美しいとわかってはいても。

どれほど醜くとも、愚かだと笑われても、地べたを歩いて行こうときめた。

わたしに翼はいらない

他の人に寄りかからず、ひとりでしっかりたてるようになりたい

そうだ。高くとばなくとも地に足つけて地道に歩いていくのだ。

寄りかからず。

そうなれば、だれがは手を差し伸べてくれる。

茨木より子「倚りかからず」を思い出す。