徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

ギフト

ギフテッド

『ギフテッド』藤野恵美

ギフテッド児という言葉を初めて聞いた。

高い能力があっても生きずらさや理解されないことも多々あるなんて・・・

子育ての難しさや教育のあり方など興味深く面白かった。

ギフト、神様の贈り物、与えられた能力を最大限に生かす、伸ばすのがまわりの大人の役目。

 

 

大切な人を失うということ

ほどなく、お別れです 思い出の箱

『ほどなく、お別れです』長月天音

葬儀はあまり経験することはないが、葬祭ディレクターの大切な人の哀しみに寄り添う姿が描かれていて興味深かった。

残された人たちが、故人を悼み、哀しみを背負いながらも未来に目を向け生きていけいけるようなそんな温かな葬儀を作る。

漂う寂寥感

心淋し川 (集英社文芸単行本)

『心淋し川』西條奈加

江戸のどぶ川の片隅の長屋に住まう人たちの生きる姿を描く。

忘れたくても、忘れ得ぬ思いが、人にはある。

悲嘆も無念も悔恨も時のふるいにかけられて、ただひとつの物思いだけが残される。

虚に等しく、死に近いものーーーーその名を寂寥という。

寂寥感漂う心に沁みうる物語。

「歳月とは人の一生だ。誰のどの生にも光と陰があり、時は瞬く間に過ぎていく・・・・」