徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

まねき猫

赤羽せんべろ まねき猫 (単行本)

『赤羽せんべろまねき猫』坂井希久子

立ち飲み屋、まねき猫を営む父が倒れたことによる娘の波乱の人情物語。

父としては失格者だったが、満足に食べられない子供たちに食事を提供したりしていて慕われていた。

 父親としては問題があるが、最後には父親の人間関係に救われ、自身を取り戻していく娘。

 まねき猫が人を優しく招く。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

教養人の死の間際

墳墓記

『墳墓記』高村薫

死の間際に男が見る(聴く)古代文学からの弦や朗詠、琵琶の音色などの音とともに広がる絵巻物語と走馬灯のように駆け巡る思い出の数々。

わぁ!ついてけず、難しい。広い素養にあるれている

作者の頭の中はどうなっているのだらう?

人生の種

されどめぐる季節のなかで (まめ子の庭 シリーズ)

『されどめぐる季節のなかで』はらだみずき

されど季節はめぐる

めぐる季節のなかで、草木とおなじように生きるしかない。

スープのアクを丹念に掬いとるように。

ささやかであれ、自分にとっての花を咲かせるために。

人生に種まきを続けながら―。

このところ、異常気象で四季の移ろいがなくなちつつあるかもしれないが、四季はめぐり生きていかなければならない。

 花や野菜の種をまいても全部が芽を出すわけではない。

人生の種もそうだ。

 いろんな種をまいてみなければ、人生の春はやってこない。

まきっぱなしではだめだけど。

それにしても、私はどんな種をまけばいいのか?

幸せの種を探さなきゃぁ!

 

成瀬押し

成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫) (「成瀬」シリーズ)

『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈

成瀬、最高。真面目で一生懸命、郷土愛があり、常に目標に全力投球。

頭脳明晰で考え方がユニークで、親御さんの育て方が知りたいものだ。

冒頭の一文が読者をつかむ。

成瀬押しになる島崎もわかるなぁ

 

いい風に吹かれて

風のマジム (講談社文庫)

『風のマジム』原田マハ

沖縄、大東島のサトウキビを使って沖縄産のラム酒をつくるとうい夢に向かって尽き進んでいく若き女性のサクセスストリー。

 沖縄に行ったことはないので沖縄や大東島の風、サトウキビを渡る風は知らないのだが、風が吹くというお酒を飲んでみたいと思わせる。

 伊波まじむが起こす風にみんなが巻き込まれいい風がてい吹いてる。

強く逞しい、絶対的なおばぁがいい。

 まじむ 真心。名前どおりの人。

父の書斎、私の縁側

父の縁側、私の書斎 (新潮文庫)

『父の縁側、私の書斎』檀ふみ

自分の家にまつわる思い出を綴ったエッセイ。

父への想いが伝わる。ユーモアがあり、肩ひじはらずに淡々と描かれている。

上手い文章だなあ。

題名が父の書斎、私の縁側かな、反対じゃないかと思ったが・・・

そこには深い意味があるのかもしれない。

 

美甘食堂

メゾン美甘食堂 (一般書)

『メゾン美甘食堂』水生大海

レトロな食事付きマンションの住人に寄り添う心を癒す薬膳メニュー。

体調不良やストレス、いさこざなどの悩みも解決する料理人。

人は美味しいもの、体に良いものを食し、体や心を回復、整え前向きに動き出す。

当たり前だが

人は食べることで元気を取り戻す。

うらぎり長屋 (角川春樹事務所)

『うらぎり長屋』高瀬乃一

江戸で生きづらくなった人が行き着く、うらぎり長屋に住まう人々の悲哀を描く。

前向きに日々を生きおんぼろ長屋を後にする母娘、落ちぶれてやけになった夫をささえる気丈な妻と子。その姿を見て心を入れ替える夫。

罪を逃れるために隠れ住む男など。

最後にはみんなうらぎり長屋を出ていく。再出発するのだ。

最後のどんぜんかえし。そういう曰くがあったのかと・・・

女ってのはね、腹の中に旦那の悪いところをため込む壺みていなもんを持っているんだぞ。そいつがいっぺえになって溢れかえると、亭主が気づいたときにぁいなくなっている生き物だぜ

このセリフがすとんとおちる。