徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

分人

『空白を満たしなさい』は哲学書のような・・・物語。 平野啓一郎の作品はこれが初めて。 分人という考え方を初めて知った。 確かに、人間にはいくつもの顔があり相手次第で様々な自分になる。それが分人。 蘇ることによって、残された者の苦痛を和らげてく…

人生の指揮棒は好きに振ればいい

『フリーランスぶるーす』は30歳のフリーターが一念発起、あこがれていた広告、雑誌業界に足を踏み入れフリーランスとして生きていく半自伝的小説。 だから、業界のことに詳しく、話は進んでいく。 居酒屋さくらの大将の 辛いこと半分、嬉しいこと半分、で…

あぁ残念

今朝の冷え込みで玄関先に置いていたジャコバサボテンが凍みてしまった。花芽をつけていて程よく広がっていい塩梅になっていたのに。 置き場所変えないとと思っていた矢先に。 復活しないだろうな。あぁ残念。3年目だったのに。

すべてのことは必要なのだ

『学校に行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで』は筆者の心が赤裸々に綴られている。悶悶とした苦しい日々が(他人がそう簡単に一言でいってはいけないと思うが)淡々と語られている。カミングアウトしたことで、またそれを最高の形でアニメ脚…

ファンタジックミステリー

『さまよえる古道具屋の物語』は古道具にまつわるほのぼの系の話の単編小説集と思って読み始めたら、どんどん繋がっていき、一度は奈落の底まで行き着くような展開もあるが、みんなが必要な古道具を手に入れ幸せをつかもうとする希望のファンタジックミステ…