『空は逃げない』まはら三桃
学生時代の男女三人の青春物語。
棒高跳びのアスリート、同姓同名ふたりのリンタロウと芸術を志す感受性の強い絵怜奈。
面白いしかけだった。
終盤まで大けがをして再起をしたのどちらか、読者をひっぱっていく。
棒高跳びでも人生でも、力をタメて(蓄えて)跳ぶ。
大空に、そこにあるバーに向かって。
いつでもどんな時にも「空は逃げない」
迷ったら「最後は大空に小さな自分を任せる」
高い青い大空のような爽やかな読後感。
でも物語も現在、過去と、飛んでてわかりにくような・・・・