徒然3行かもしれない日記

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巡礼の旅

 

きみ去りしのち

『きみ去りしのち』重松清

幼い子供を失った父親とその日を前にした母親に寄り添う別れたた娘の巡礼の旅を綴る。哀しみ、祈り、悼みが満ち溢れている。

娘に、余命を悟った母親がいう。「してあげあれる最後のことで、一番大切なことが残っている」と。「幸せに、死んであげたいと」

 なんという強い言葉だろう。そのために自分で最後の時を与那国島ホスピスで過ごす。なんというみごとな最期なのだらう。