徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

みんなちがってそれでいい

ぼくは青くて透明で

『僕は青くて透明で』窪美澄

男子高校生恋愛。自己、個性を尊重される海と親の思いを断ち切れぬ忍。

切ない恋心はみんな同じであろう。

みんな違っていいんだろうね。普通なんてありはしない。

人それぞれ。みんなちがってそれでいい。

金子みすずの世界。

 

視点を変える

この会社、後継者不在につき (角川書店単行本)

『この会社後継者不在につき』桂望実

会社の後継者問題がテーマ。

面白くて一気読み。

三章が一番かな。

ほどほどでいい、努力したくない受け身のサラリーマンの主人公が社長の逝去に伴い前向きに積極的に進んでいく。自分の意志をしっかり表現できるようになる。

視点を変えると見える物も違ってくる。

新たな一歩

タイムマシンに乗れないぼくたち

『タイムマシンに乗れないぼくたち』寺地はるな

7つの心安らぐ短編集。

ひとりぽっちでも、ふとした触れ合い、出会いから新たな関係が動き出す。

少しずつ、少しずつ。

新たな一歩を踏み出す。

 

やわらかい砂のうえ

『やわらかい砂のうえ』寺地はるな

主人公が新たな一歩を踏みだす物語。

ユーウツ

桃太郎のユーウツ

『桃太郎のユーウツ』玄侑宗久

震災、コロナ禍、ユーウツな物の中で生きる人たちのわずかな希望を描く短編集。

最後の「百太郎のユーウツ」が怖い。現代の鬼退治?・・・

ユーウツに負けないように・・・