徒然3行かもしれない日記

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光炎の人

光炎の人 (上)

光炎の人 (下)

『光炎の人』上・下 木内昇

電気や無線技術魅せられた貧しい農家の少年が、独学で苦労しながらも知識を吸収し技術改革をするサクセスストーリーだと思って上巻をなんとか終える。

下巻はなかなか進まず、とばしとばし・・・

純粋に自分の技術を追求し無線の完成を目指していたはずなのに、だんだんあらぬ方向へと進んで行く。時代(戦争、震災)に翻弄されてしまう。

衝撃のラスト。

平和な時代であれば、人を幸せにする技術革新も間違えば悪用される。

今まで読んだ木内作品とは違った。