『ひとりでカラカサさしていく』江国香織
三人に一体何があったのか?よくわからない。一人は末期がんだから・・・・それなりの理由はあるのだろうが・・・あまりにも衝撃すぎる。場所、時間、方法が。
三人の残された周りの人たちの心の有り様が細かく描かれている。
失ったからこそより身近に感じられるような。
人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいくとかいわれるが、誕生には傍らには母がいる。
死出の旅は一人。
だが、この物語では仲良く旅立てる。
私の人生は上出来だった
といって、介護の世話にならないうちに行きたいものだ。
興味深く読んだが、誰が誰の親戚なのか、なかなか把握できず、私は苦労しました。