徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

想像力は無限大

 

狐霊の檻 (Sunnyside Books) 

『狐霊の檻』は廣嶋ワールド全開。

富と権力をほしいままにするため、阿豪家は狐霊、あぐりこを閉じ込める。その守り役として連れてこられたのが千代という孤児。

あぐりこの「つらかったね」の一言が、千代を救い、千代もあぐりこの幸せを願い檻から出してあげようと、命をかけ阿豪家に立ち向かう。

人は(あぐりこは人ではないが)優しい言葉で救われるのだ。

おごれるものは、滅びるしかない。

 それにしても、作家という人たちの想像力は無限に広がる。

 

 

でんでんむしのかなしみ

あなたの空洞

『あなたの空洞』は震災後のキズを負った人々のそれぞれの行き様を描いた短編集。

こてを読んで『でんでんむしのかなしみ』を思い出すた。

悲しみはだれにでもあるということを。

でも未曾有の地震を経験したことの人たちの深い深い悲しみはその人たちでないとわからないだろう。

『あなたの空洞』のなかで

『母を砕く日』が良かった。

「忘れてあげることも供養のひとつ」という言葉は、これはしっかり故人を愛してきた人だけにあたえられる言葉だ。

自分自身も海か山に散骨してもらうのがいいな。

でも人にゆだねなければならないので迷惑かも。

終活考えなくては・・・・・

でんでんむしのかなしみ

 

平成版 細雪?

あの家に暮らす四人の女

『あの家に暮らす四人の女』は読み始めは面白かったのだが、だんだん間延びした感があり読み飛ばしてしまった。

「定型や典型とういものがない、それが家族だ」

と言う言葉が印象的だった。

この四人もまた新しい家族の姿なんだな。

いいな。こんな家族。

物語の語り手がカラスの善福丸に宿る主人公の父親の魂なんてなんと自由な発想なんだ。とわかったところで、??

でも、最後のおちがよかった。

私はいつも見守っている。全身で、つまり魂まるほとで、幸せを願っている。

きみたちは見守られている。私に。すでにこの世にはいない多くのものに。知らないだろう。それでいい。君たちは生きているのだから。

生ある限り、だれかが見守ってくれているのなら、安心して暮らしていけるだろう。

 

先日スーパーで、グリコのももとざくろのヨーグルトをみつけた。おいしくてくせになりそう。

 

 

下剋上女子

私にふさわしいホテル (扶桑社BOOKS)

『私にふさわしいホテル』は新人作家があふれんばかりの野心をもって、あの手この手で、大物作家になって栄冠を勝ち取るサクセストリー。

サクサク読めて、ドラマにしたら面白いだろうな。

作家が実名で出てきたりするし。

主人公役はふたりになるかしら・・・・・

相田大樹と有森樹季。

不撓不屈の主人公がすごい。

君の居場所を作ってくれているんだよ。君の存在を認めてくれているんだよ。だから一人ではない。

 

私の居場所はどこにあるのだらう?

 

 

めでたく完結

韓流ドラマ『ホテルキング』が終了した。

毎日のようにつきあってきたので寂しい感がある。

ホテルと家族の両方を得ることができ、ハッピーエンド。

天国(ホテル)のなかで地獄のような苦しみを味わっていたけれどやっと天国にすることができ、めでたし、めでたし。

第30話

およげ鯉のぼりくん

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卯月の空のもと、鯉のぼりが気持ちよさげに泳いでいる。

1年で最も過ごしやすく、美しい季節の到来である。

わが身も大空に飛んでいきたいものだ。

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<風薫る 信玄ソフト いとうまし> 甲斐の国にて

 

さわやかな一日でした。