『あしたの君へ』は見習い家裁調査官補が悩みながらも、一人前の家裁調査官をめざす姿を描く。
重い荷物をしょった少女を救い、自分では解決できなくて縋る人の助けになり、虐待で人を責める人をあばき、迷い悩んでいる人の力になる調査官。
第者がどうして「抱かれる者」なのかわからなかった。
歩き出せずにいる人が前に足を踏み出す力になりたい
人の為に生きる姿は美しい。
家裁調査官とは、勇気をもって飛び立としている人の背中を頑張れって気持ちを込めて押してあげる人なんだ。
デビュー作、『臨床真理』もなかなか面白かった。