徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

線香花火から火花

夜を乗り越える(小学館よしもと新書)

『夜を乗り越える』を読んで又吉さんが、ピースの前に「線香花火」とうい漫才コンビだったということを知りました。淡くて優しく一瞬の輝きの線香花火。

それが『火花』によってスターマインの打ち上げ花火になり、一貫しているんだなあと思いました。次はどんな花火を打ち上げてくれるのだろう。本を武器にして。

読んで、読んで語って書く。言葉を紡ぐ職人となって。

 

「なにもないことを武器にできる」という逆転の発想。それを強みにつらい夜や独りの夜を、ともかく乗り越え明日へつなげていく。

 

 

 

人は繋がらないと・・・・・

明るい夜に出かけて

『明るい夜に出かけて』は、あるトラブルで大学を休学中の学生。コンビニでバイトしながら、自分自身を見つめななおそうとする、深夜放送が大好きなラジオのリスナーでもある。

リスナーの世界では有名なネタ投稿の職人だった。

 夜のコンビニで、店員と客としての出会いが主人公を変えていく。

当たり前のことだけれど、傷つけるのも人だが、癒してくれるのも人なのだ。

夜の街なかでコンビニコンビニだけはいつも明るくだれだも暖かく迎えてくれるあとね。

明るい夜・・・希望がある、夢が隠れている

 一人で出かけて一人ではなくだれかと繋がっている。

 再生の青春小説である。

 コンビニは、小説の舞台になりやすい!

 

 

 

 

 

退化して進化したのか? 

進化くん

 難しいことは、さておき『進化くん』はどのページを見ても、生きていく煩わしさを忘れさせてくれるような生き物の面白い写真集。

この表紙イカさんです。ゴマホウズキイカだそうです。

 

<駆け足で 冬将軍きて ため息つく>

 

 

立て続けに?

あずかりやさん (一般書)

『あずかりやさん』を読んだ。

とても静かで染み入るような小説だった。

主人公は、目がみえなくなった男性で、あずかりやを真摯に営む。これで生活していけるのか?と思うが、誠実に生きれいれば人生はなんとかなる。とおもわせるような・・・・・。

語り手ものれんや自転車であったり、面白い構成だった。

主人公は何にも語らないのだけれど。 

 社長と名づけられたねこが「世界は音と匂いだけになった」という気持ちにドキンとした。

 失明するとは、そういうことなのだとしみじみ思った。

 

あほろくの川だいこ (ポプラ社の創作絵本 6)

『あほろくの川だいこ』は美濃の昔話である。

あほろくが目が見えなくなったため、村人たちに、大雨の時に川の水かさを知らせるために太鼓をたたく役をさせられる。

あほろくも真摯に自分の仕事をし、何度も村人たちを助ける。でも、何度めかの大雨の時、川が氾濫し荒れ狂う川に呑み込まれてしまう。それでも太鼓をたたくことをやめずに・・・

このあほろくは、けっしておあほろくではなく、だれよりもるっぱで偉い「ろく」なのである。眼の見えない人に最も危険な仕事を与える人間のエゴイズム・・・・

あわれな「ろく」かわいそううな「ろく」・・・

 

立て続けに眼が見えなくなってしまった主人公の話を読んでしまった。

そのあと『耳なし芳一』にいってしまった。

 

耳なし芳一

 

<いつまでも どう生きればと 雪の夜>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美しい図鑑

ときめく貝殻図鑑  最近「波の音」と暮らしはじめました。 (ときめく図鑑 Book for Discovery)

優しくて美しい本である。

『ときめく貝殻図鑑』はカタカナで貝殻名が書かれ、ページの下の部分に漢字で表記されれいるのも、貝殻名が一目瞭然で楽しい。

貝殻収集なんてできそうにないので、これ一冊手元にあると見ていて癒される。

 

<木枯らしや  こころの中も 吹き荒れる>

 

 寒い冬をどう越そうか・・・・・

 

 

涙する

韓国ドラマ「美しき人生」を見て

久しぶりに泣きました。

 

 

大家族のおもいやり、親が子を思う気持ち、小数派の生きずらさ、苦しみなど重苦しいテーマも入っているのに、ズッコケ要素もあり、舞台の済州島も美しい。

家族愛の素晴らしさをうたった感動的ドラマ。

お母さんはもちろん、お父さんが素晴らしい。

 

幸せってなんだろう?