北の大地で遊女として生きていかねばならなかった一人の女性。大学生ながら
世間しらずのため騙されてタコ部屋に送りこまれ人生が一変してしまった男性。
その史実を知った現代の女子大生の進む道を決めさせる。
どんな境遇にあっても気持ちを凛と持っていればと。
なかなか面白かった。
凛とした人が実際にいたのだ。
『愛するいのち、いらないいのち』富士本由紀
地方にすむ義父の介護、夫の闘病、次々降りかかる問題を抱え奮闘する59歳の主人公。
リアルな心情を赤裸々に描く。
インパクトのある題名だが、最後に救いがあり良かった。