徒然3行かもしれない日記

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ここからはじまる

ここからはじまる―父と息子のサッカーノート―(新潮文庫)

『ここからはじまる』はらだみずき

内容はともかくも、ここからはじまる

いい言葉だな。

いつでも前向きになれる。

おりしも、安倍首相の辞任表明。

持病がありながら、過酷な職務に今まで頑張ったのだから。

難しいことはわからぬが、安倍さんコロナさえなければ・・・・

とにもかくにも大変お疲れ様でした。

新首相が決まるまではまだ多忙だろうが、肩の荷を下ろせるだらう。

タメる

空は逃げない

『空は逃げない』まはら三桃

学生時代の男女三人の青春物語。

棒高跳びのアスリート、同姓同名ふたりのリンタロウと芸術を志す感受性の強い絵怜奈。

面白いしかけだった。

終盤まで大けがをして再起をしたのどちらか、読者をひっぱっていく。

棒高跳びでも人生でも、力をタメて(蓄えて)跳ぶ。

大空に、そこにあるバーに向かって。

いつでもどんな時にも「空は逃げない」

迷ったら「最後は大空に小さな自分を任せる」

高い青い大空のような爽やかな読後感。

でも物語も現在、過去と、飛んでてわかりにくような・・・・

 

我ニ救国ノ策アリ・・・・

我ニ救国ノ策アリ  佐久間象山向天記

『我ニ救国ノ策アリ』二木英之

作者は信大出身なのか。それで佐久間象山を描いたのかな。

国のことを想い奔走し、維新の英傑に師事されるのに、ドラマの主人公になれない?

のは性格が狷介すぎるのか。この時代は惜しいひとたちが暗殺される。

勝海舟の名は象山の海舟書屋からとったものだということを初めて知った。義兄弟だったことも。

象山もこの国にが小さすぎたのだろう。

 

この題名は阿部さんがほしい言葉だらう・・・

鉄砲鍛冶師藤兵衛

玉兎の望

『玉兎の望み』仁志耕一郎

国友村の鉄砲鍛冶師一貫斎藤兵衛の熱き生き様を描く。

鍛冶師は鉄を鍛えながら、己を鍛えるんや。 

という父の教えを守り、自分のことだけでなく村の仲間の鍛冶師 たやちのことも思いやる真の鍛冶師。

井伊家の殿様も粋な計らいをする。

読みごたえあり。