徒然3行かもしれない日記

日々のこと、身体のこと、本のこと。気になることがあればコメントしてみてください。

知られざる忠臣蔵

森家の討ち入り

『森家の討ち入り』諸田玲子

討ち入りの影にそれを裏から支えた女性たちを描く。

赤穂四十七士の中に隣国津山森家の三人の旧臣がいた。

義に生きる三人に係るそれぞれの女たちの生き様。

潔くもあり悲しくもある。

豊かさとは、物をつくりだす力、たゆまぬ労働、あきらめぬ心。

 

 

 

 

高齢者医療を描く

勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~

さわやかな安曇野を舞台に若き研修医と看護師と恋愛をからめながら、地方の高齢者医療の現実を、美しい花と共に描く。

読みやすくてなおかつ終末期医療の延命か看取りか難しい問題をつきつける。

命の根っこが繋がっているのか否か。

花の美しさに気づかない人間を信用するな。そいつは人の痛みにも気づかない奴 だって。

という研修医の父の言葉は花屋さんならではで、この物語の中ですごく説得 力がある。

 

凛、凛

エミリの小さな包丁 (角川文庫)

『エミリの小さな包丁』森沢明夫

都会で傷つき逃げるように、海辺の一人暮らす風鈴職人の祖父のところにやってきたエミリ。

祖父に料理を教わり、新しい出会いを経て一歩を踏み出すまでの一夏を青い海と優しい風鈴の凛とした音にからませながら描いた優しい物語。

大人も、親も、所詮は人間だ。完璧ではないし、未熟のまま死ぬんだ

気分よくいきればいい。淡々と 

といういじいさんの言葉が心に沁みた。

エピローグを 読んでプロローグがわかる面白い構成。

 

こつぶ納豆

井崎商店 こつぶ納豆 250g

井崎商店の「こつぶ納豆」

いただきもので、

納豆は嫌いではないが、お菓子にはな~とこわごわ食べた。

納豆の糸ひき感がうまく残され、おかきとの大きさも程よく、後をひく美味しさ。

一度ご賞味あれ。