柳田國男が民俗学を創設した人で、遠野が民話のふるさととも知ってはいたが、遠野物語を読んだのは初めてだった。とはいえ、これもreixで原作ではないのだが。
怖かった。夜ベットのなかで読んでいると本を閉じていまうほど。
面白かった。語りがおもしろいのが、原文の文章力なのか。
真っ暗闇の中、すぐ外の闇の中に異界が広がるような・・・・。
町中では、夜も闇がないので難しいかもしれないが。
それにしても、柳田國男自身がゾクゾクして佐々木さんからこの話を聞いたんだろな。
それが伝わってくる。
まさに実説百物語だ。原作が名著なのに失礼かな。